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ステッカー(「書肆猫に縁側の猫」レトロイラスト)
¥300
サイズ:60×60mm スターホログラムPP ※実際の色と異なる場合があります
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缶バッジ(「書肆猫に縁側の猫」レトロイラスト)
¥400
サイズ:58×58mm ※フックピンが入るパンチ穴の形状が写真と異なる場合があります ※実際の色と異なる場合があります ※お子様が使用する際は保護者同伴でご使用下さい
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【新刊】猫の病気のサインがわかる図鑑 ~体調不良や痛みを見逃さないために
¥2,222
猫の病気のサインがわかる図鑑 ~体調不良や痛みを見逃さないために 服部 幸(監修)ねこねっこ(構成) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ11mm 重さ 220g 160ページ 並製 紹介 猫は、不調や痛みを隠したがる動物です。 それゆえ病気の発見が遅れがちで 動物病院を訪れる頃には すでに病気が進行してしまっていた ということが多々あります。 そこで本書では、猫の見た目や行動から 発せられるSOSのサイン(症状)と そのサインから考えられる原因を 全ページカラーで読みやすくまとめました。 「ちょっと変?」「いつもと違う」と いち早く気づいて行動に移すために。 とくに命に関わる事態を見逃さないために。 さっと手に取って異変を確認する 1冊としてご活用ください。 この図鑑が、猫の苦しみと 飼い主さんの後悔を減らす お守りとなりますように。 目次 序章 愛猫の異変にいち早く気づくために 1章 体の状態・行動 2章 おしっこ 3章 吐く・ウンチ 4章 目・鼻・耳・口 5章 皮膚・毛 に現れる病気のサインを解説 前書きなど ~本書の目的~ この本は、体調不良や痛みを抱えている猫の体から発せられている“SOS”のサイン(症状)と、そこから考えられる原因を、猫といっしょに暮らす方へまとめてお届けする目的で制作しました。 猫は、弱みを見せまいと不調を隠したがる動物です。それゆえ病気の発見が遅れがちで、動物病院を訪れる頃には悪化してしまっていることも多々あります。愛猫の様子から「ちょっと変?」「いつもと違う」といち早く気づいて行動に移せるように。さっと手に取って確認する1冊としてご活用ください。以下、飼い主さんがおさえておきたい3つのポイントです。 1)猫の病気のサインを「知る」 猫の体や行動に現れる異変を具体的に知っておくと、「これは病気かも……」と、疑えるようになります。症状として表に出てくる頃には病気が進行しているケースも珍しくありませんが、早期発見・受診することで治療を施したり、仮に治せない病気であっても進行を抑えたり、苦痛を緩和したりすることにつながります。 2)命に関わる病変を「見逃さない」 「なんか元気ない?」「やせたね」「最近よく吐くね」「これって咳(せき)?」。軽い体調不良だろうと思い込むうちに、急速に命が危ぶまれる状況にまで陥りやすいのが、猫の病気の特徴でもあります。「ちょっと様子を見ていた」ことによって、命運が分かれてしまいます。人の感覚で考えず、「猫にとっては緊急事態」を見逃さないように。 3)必要な情報を獣医師に「伝える」 愛猫の具合が悪い時に「いつもの様子と違う」と最初にわかるのは、獣医師ではなく、一番そばで見守っている飼い主さんです。そして自宅でしかわからない情報は、獣医師が原因を絞って治療へのステップにつなげるための重要な手がかりとなります。動物病院でできるだけ多くのヒントを渡すための「伝え方」も大事です。 版元から一言 猫の不調、とくに命にかかわる病変に いち早く気づいて対応できるようになる情報が、 写真と図解たっぷりに詰まっています。 全ページカラーで、症状ごとに区切った 読みやすくて、くわしい構成の実用書です。 飾りたくなる、かわいい猫のイラストの表紙が目印。 税込2222(ニャンニャンニャンニャン)円。 発売日は、2月22日=猫の日。 著者プロフィール 服部 幸 (ハットリ ユキ) (監修) 「東京猫医療センター」(東京都江東区)院長。「ねこ医学会(JSFM)」副会長。 2005年から猫専門病院の院長を務め、2012年に東京猫医療センターを開院。 2013年、 国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。東京猫医療センターの1年間(2022年)の猫の診察件数は、1万8000件以上。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑 ~誤食と中毒からあなたの猫を守るために
¥2,222
服部 幸(監修)霜田 有沙(イラスト) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ12mm 160ページ 並製 紹介 完全室内飼いが浸透しつつある今、猫も人と同じ空間でさまざまなものに囲まれて暮らすようになりました。そうした背景もあり、猫が本来は口にしない “異物”を食べてしまう「誤食」が、家の中で最も多く起きる重大な事故となっています。 異物は時間が経てば排泄されることもありますが、麻酔をかけて内視鏡で摘出したり、開腹手術が必要になったりすることも、決してめずらしくありません。しかも、飼い主さんが誤食に気づかず、ひっそりと静かに事故が起きているケースが後を絶ちません。 また、人よりもずっと体が小さく、代謝のしくみが異なる動物である猫にとっては有害となる食品や植物、家庭用品もあります。中には犬よりも猫のほうが、中毒症状が強く現れる成分を含む物も。 このように猫には猫の誤食・中毒の特徴があり、さらに人の暮らしの変化に合わせて猫が口にしやすい物も変わってきています。だからこそ、「今の猫の暮らし」に沿った対応が必要になってきています。 そこで本書は、食べると腸閉塞や胃腸障害を起こしやすい家の中の物や、中毒を起こす食品・飲料・観葉植物・花・化学製品等を国内外の調査や報告をまじえて紹介します。 起きてしまった事故に冷静に対応して早めに動物病院で処置を受けることも大切です。しかし、それよりも、何が猫に脅威となるのか知って遠ざけ、誤食・中毒の事故を未然に防ぐのが最善策です。 ーーあなたの猫を、身近にある危険から守るために。 目次 序章 猫の誤食と中毒 ●猫の誤食・中毒の傾向を知ろう ●口にした?と思ったら、状況別の対応を ●誤食時のおもな診断と治療 1章 猫が食べると危ない食品 2章 猫が食べると危ない植物 3章 猫が食べると危ない家の中の物 |誤食編 4章 猫が食べると危ない家の中の物 |中毒編 Column 人が食べるものを与えるなら気をつけたいこと 魚/肉・卵/乳製品/野菜・フルーツ Column 猫に「安全な」植物ってあるの? Column 家庭用殺虫・防虫剤の注意点 Column 室内に潜む危険から猫を守ろう 著者プロフィール 服部 幸 (ハットリ ユキ) (監修) 東京猫医療センター(東京都江東区)院長。JSFM(ねこ医学会)CFC理事。 北里大獣医学部卒。2005年から猫専門病院院長を務める。2012年に東京猫医療センターを開院。2013年、国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。おもな著書に『猫からのおねがい 猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし』(監修・ねこねっこ)、『猫を極める本』(インターズー)など。昨年(2020年)に東京猫医療センターで診察した猫は1万7000匹以上。 霜田 有沙 (シモダ アリサ) (イラスト) 2013年東京造形大学卒業。絵本の1ページのような物語のあるイラストを手掛けている。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】 猫の「がん」 ~正しく知って、向き合う
¥2,299
小林哲也(監修) 発行:ねこねっこ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ8mm 重さ 220g 112ページ 並製 紹介 今や「がん(悪性腫瘍)」は、人だけでなく、猫にとっても、代表的な死因となっています。 その背景には、室内だけで飼う猫の増加によって、感染症や交通事故などで命を落とすケースが減り、平均寿命が伸びていることがあります。こうした高齢化は、猫が家族の一員のように健康管理を受け、最期を迎える日まで大切にされて過ごしている表れですが、一方で、がんにかかる猫が増えるというジレンマが生じています。 ーーでは、もしも愛猫が「がん」になったら? 想像するだけで悲嘆に暮れてしまうという方も、今まさに愛猫が闘病のさなかという方もいるかと思います。がんは最強の部類に入る病気だけに、痛みを言葉にできない猫に寄り添う人の心にも不安が押し寄せます。「何とか救ってあげたい」「できるだけのことをしてあげたい」。だからこそ、必死に情報を集めたくなることでしょう。 しかし、インターネットに飛び交う動物のがんの情報には、犬には当てはまっても猫には当てはまらないものや、効果の確証がまだ得られていない治療法が溢れ、「何が正しく、何が間違っているのか」が大変わかりにくくなっています。ひとたび情報の波に溺れてしまえば、かえって不安が増したり、治せるがんも治せなくなってしまう可能性があります。 このような現状を踏まえて、飼い主さんが猫のがんの正しい知識にアクセスできるようにと考えたのが、本書を制作した目的です。日々がんを患う動物の診療にあたり、有効性の高い治療法の開発にも取り組む獣医臨床腫瘍学の第一人者・小林哲也先生による全面監修のもと、猫のがんの特徴、できる予防と早期発見、検査、根治と緩和の治療法を、図解や写真をまじえて丁寧に解説します。 かけがえのない命と向き合うために。飼い主さんの心の支えとしても、本書を有効に活用していただければ幸いです。 目次 目次(予定) 【1章 猫の「がん」を理解する】 ●猫の「がん」ってどんな病気? ●猫の「がん」ができる部位 【2章 「がん」の発見と診療の流れ】 ●がんを早期に発見・治療するには ●がん診療には3つのステップがある Step1診断 Step2転移・広がり具合・持病の検査 Step3治療 ・自宅でできる健康チェックリスト 【3章 猫がかかりやすい「がん」】 ●猫に多い代表的な5つのがん ●乳がん:2cm以内の早期発見・早期治療がカギ ●リンパ腫:多くのサブタイプがあるリンパ球のがん ●肥満細胞腫:皮膚型と、おもに脾臓にできる内臓型がある ●扁平上皮がん:口の中にできるがんで最も多い ●注射部位肉腫 :注射部位に発生するがん ●その他のがん ・乳がんチェックマッサージ 【4章 猫の「がん」治療を知る】 ●がん治療の基本は三大治療法 ●手術でがんを切り取る「外科療法」 ●がん細胞を薬で攻撃する「化学療法」 ●がん細胞を根絶させる「放射線療法」 ●がんと共存する「緩和治療」 痛みの緩和/栄養サポート/苦しさの緩和 【5章 闘病の不安を和らげるために】 ●~気になることを聞いてみました~ 教えて! 小林先生(回答:小林哲也先生) ●~飼い主さん自身の心のケアを考える~ 愛猫のがん闘病との向き合い方 (インタビュー:中森あづさ先生/日本小動物がんセンター カウンセリング科 科長) ・私と愛猫のがん闘病生活 前書きなど 今や「がん(悪性腫瘍)」は、人だけでなく、猫にとっても、代表的な死因となっています。 その背景には、室内だけで飼う猫の増加によって、感染症や交通事故などで命を落とすケースが減り、平均寿命が伸びていることがあります。こうした高齢化は、猫が家族の一員のように健康管理を受け、最期を迎える日まで大切にされて過ごしている表れですが、一方で、がんにかかる猫が増えるというジレンマを生じています。 ーーでは、もしも愛猫が「がん」になったら? 想像するだけで悲嘆に暮れてしまうという方も、今まさに愛猫が闘病のさなかという方もいるかと思います。がんは最強の部類に入る病気だけに、痛みを言葉にできない猫に寄り添う人の心にも不安が押し寄せます。「何とか救ってあげたい」「できるだけのことをしてあげたい」。だからこそ、必死に情報を集めたくなることでしょう。 しかし、インターネットに飛び交う動物のがんの情報には、犬には当てはまっても猫には当てはまらないものや、効果の確証がまだ得られていない治療法があふれ、「何が正しく、何が間違っているのか」が大変わかりにくくなっています。ひとたび情報の波に溺れてしまえば、かえって不安が増したり、治せるがんも治せなくなってしまう可能性があります。 このような現状を踏まえて、飼い主さんが猫のがんの正しい知識にアクセスできるようにと考えたのが、本書を制作した目的です。日々がんを患う動物の診療にあたり、有効性の高い治療法の開発にも取り組む獣医臨床腫瘍学の第一人者・小林哲也先生による全面監修のもと、猫のがんの特徴、できる予防と早期発見、検査、根治と緩和の治療法を、図解や写真をまじえて丁寧に解説します。 かけがえのない命と向き合うために。心の支えとしても、本書を有効に活用していただければ幸いです。 版元から一言 臨床獣医腫瘍学の第一人者である小林哲也先生 (日本小動物がんセンター センター長)による全面監修のもと 猫のがん(悪性腫瘍)を丁寧に解説しています。 フルカラーで図版やイラスト、写真をたくさん使い、 飼い主さんにもわかりやすい一冊となっています。 エビデンスに基づいた正しいがんの知識を、 愛猫のために役立ていただければ幸いです。 著者プロフィール 小林哲也 (コバヤシテツヤ) (監修) 公益財団法人日本小動物医療センター付属 日本小動物がんセンター センター長。一般社団法人獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)代表理事。乳がんで苦しむ猫をゼロにするプロジェクト「キャットリボン運動」を展開し、獣医師・飼い主さんに向けて猫の乳がんの正しい知識の普及啓発を行っている。 <経歴> 2001年:米国獣医内科学専門医(腫瘍学)として認定(日本人第1号) 2002年4月~日本獣医生命科学大学非常勤講師 2011年~日本獣医学専門医奨学基金(JFVSS) 代表理事 2014年~ねこ医学会(JSFM)理事 2015年~アジア獣医内科学専門医(小動物) 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】猫の介護ハンドブック ~気持ちに寄り添う緩和ケア・ターミナルケア・看取り
¥2,222
江本宏平(監修)入交眞巳(特集監修)ねこねっこ(構成) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ13mm 重さ 250g 176ページ 紹介 室内で暮らす猫の寿命は伸び続け、平均寿命を調べた統計では、いよいよ16才を超えました。そんな「猫も高齢化」の時代、動物愛護の機運の高まりもあり、年を重ねた猫を最期まで大切にお世話する考え方も定着しつつあります。 ※16.22才。一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」より その一方で、猫が老化や重い病気で十分に体を動かせなくなってきてからの自宅でのケアの情報や介護サービスの普及が追いついていない課題があります。とりわけ猫は、見慣れぬ人や環境を苦手としやすい気質から、他者へお世話を頼りにくい動物です。動物病院で検査や治療を受けさせながらも、自宅では「食べてくれない」「投薬や看護的なケアに抵抗する」姿を前に心をすり減らし、何とかできないかと手探りで対応する。そのような方々の迷いや悩みが、インターネット上でも散見されます。 近づくお別れを覚悟して悲しみに暮れながら過ごす方もいれば、終わりが見えない介護に疲れ切ってしまう方もいます。本書の制作も、実際に愛猫の看取りを経験した飼い主さんたちからの強い要望が、きっかけとなっています。 --この本を出版する目的は、大きく2つあります。 1つめの目的は「支え」です。今、まさに愛猫を介護している方に実践的な情報を丁寧にお伝えし、精神面をサポートできたらと考えています。 本書は、在宅での緩和ケア・ターミナルケアに心血を注いできた往診専門の獣医師・江本宏平先生による監修のもと、介護の具体的な“方法”と介護期の猫との“向き合い方”をまとめています。猫の看取りに直面する飼い主さんと対話し、心に寄り添ってきた獣医師によるアドバイスは、きっと猫と人の双方にとって力強い支えとなるはずです。 さらに、夜鳴きやトイレ以外での排泄といった問題行動、認知症のような症状など、飼い主さんが追い詰められやすい高齢猫の困りごとを特集しています。獣医行動学のスペシャリスト・入交眞巳先生をアドバイザーに迎え、これらの行動の理由や対応をくわしく解説します。 2つめの目的は「備え」です。健康な猫の飼い主さんや、これから猫を迎えたいと検討中の方も、ぜひ一度、老化や病気で弱っていく未来の猫の姿と、介護にあたるご自身・家族の姿を想像してみてください。そして、その時が訪れるまでの準備に、本書をご活用いただければ幸いです。 【目次】 序章 猫の介護 1章 食欲が落ちた・食べない猫のサポート 2章 脱水を防ぐ水分補給と皮下点滴 3章 QOLを保つ環境の工夫とお世話 4章 様子を見てはいけない症状 5章 緩和ケアと薬の飲ませ方 6章 ターミナルケアと最期の日々 ★特集 どう向き合えばいい? 夜鳴き&排泄の失敗トラブル 悩ましい高齢猫の問題行動と認知症 アドバイス:入交眞巳(米国獣医行動学専門医) 目次 序章 猫の介護 1章 食欲が落ちた・食べない猫のサポート 2章 脱水を防ぐ水分補給と皮下点滴 3章 QOLを保つ環境の工夫とお世話 4章 様子を見てはいけない症状 5章 緩和ケアと薬の飲ませ方 6章 ターミナルケアと最期の日々 ★特集 どう向き合えばいい? 夜鳴き&排泄の失敗トラブル 悩ましい高齢猫の問題行動と認知症 アドバイス:入交眞巳(米国獣医行動学専門医) 著者プロフィール 江本宏平 (エモトコウヘイ) (監修) 往診専門動物病院 わんにゃん保健室 院長。高齢動物医療福祉協会 代表理事。 日本・アメリカ・カナダで獣医療を経験し、2017年に往診専門の動物病院を開院。 往診獣医師として、慢性疾患等に苦しむ犬猫と飼い主さんに寄り添い、 在宅での緩和ケアやターミナルケアをサポートしている。 ペットの看取りに関する情報発信も積極的に行っている。 Instagram @koheiemoto 入交眞巳 (イリマジリマミ) (特集監修) 米国獣医行動学専門医。どうぶつの総合病院 行動診療科主任。 東京農工大学 特任講師。ねこ医学会(JSFM)学術理事。 同居する愛猫は、Fluffyくん(愛称:フラの助)。 天国組は、海の進くん&小太郎くん。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】猫からのおねがい 猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし
¥1,980
服部 幸(監修)Riepoyonn(写真)ねこねっこ(構成) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横134mm 厚さ19mm 176ページ 上製 紹介 2020 年から施行される改正動物愛護管理法に、マイクロチップの装着義務、完全室内飼いでご長寿化、相次ぐ災害で必要になる猫を連れた同行避難......。「猫ブーム」を経て、今、猫の暮らしは大きく変わっています。本書は、そんな時代に猫と人がこれからもいっしょに幸せに生きていくために「猫を迎える前」から、あるい は「迎えてから」でも知っておきたい知識をもふもふぎゅっと詰め込んだ“令和版“のねこ生活ガイドブックです。 監修は、東京猫医療センターの服部幸院長。猫の暮らしや健康・病気の最新情報をもとにアドバイスいただき、さらに飼い主さんも知っておきたい動物愛護管理法の改正ポイントもまとめました。Instagram で大人気の癒しの 3 匹”アメカヌちゃん”&そらくんの姿もヒントに、「猫と人のこれからの暮らし」をいっしょに考えてみませんか? *本書の売り上げの1冊あたり22(にゃんにゃん)円を犬猫のための福祉活動へ寄付します。 *ハードカバー製なので、猫好きさんへのプレゼントにも。 <おもな内容> *各章で「動物愛護管理法改正のポイント」も紹介しています。 1のおねがい 丸ごと知ってね、わたしのこと ・法律で見ると、人と暮らす猫は「家庭動物」 ・ 保護猫、地域猫、ノネコ...。みんなイエネコ ・ライオンやチーターよりも、新しい種族です ・「動物愛護」も人によって感じ方が違う etc. 2のおねがい 「迎えよう」の前に考えてね ・平均寿命15才超え。お金はかなりかかる? ・STOP多頭飼育崩壊! 大好きなら不妊・去勢 ・猫を迎える方法に「譲渡」もあります ・購入する場合、信頼できる販売元か見極めて ・スコだけじゃない。遺伝性の病気を知ってね ・飼わなくたって、伝えられる愛もある etc. ◦エッセイ 「おうちの中で 愛しい猫たちと暮らすこと」 文・Riepoyonn(たむらりえ) 3のおねがい おうちで、楽しく暮らしたい ・「5つの自由」は、ぜったいに守ってね ・猫のための「環境エンリッチメント」って? ・そのトイレ、使っちゃいるけど好きではない ・おいしいものを、狩りっぽく食べたい ・こわ~いマダニやフィラリアにもご用心! ・最近の猛暑は、猫にもしんどい ・解熱剤、ユリ...。身近な “ 毒物 ” が命取りに etc. 4のおねがい ずうっと、離れたくない ・はぐれちゃっても、また会いたいから ・「同行避難」のために、あなたができること ・最期を迎えるその日まで、寄り添って etc. 目次 <目次> 1のおねがい 丸ごと知ってね、わたしのこと ・法律で見ると、人と暮らす猫は「家庭動物」 ・ 保護猫、地域猫、ノネコ...。みんなイエネコ ・ライオンやチーターよりも、新しい種族です ・人との共生は「いいとこ取り」で始まった ・歴史の中で、猫の “ 見え方 ” も変わってきた ・「動物愛護」も人によって感じ方が違う ・夜行性というより、「薄明薄暮性」なんです ・体のつくりも、狩り仕様になってます ・強気と弱気は、表裏一体! 複雑なキモチ 2のおねがい 「迎えよう」の前に考えてね ・思い通りにはならないし、問題も起こるかも ・対応困難なほどの問題行動もあったりする ・平均寿命15才超え。お金はかなりかかる? ・責任を持って一生飼える? よく考えてね ・STOP多頭飼育崩壊! 大好きなら不妊・去勢 ・不妊・去勢手術は、猫のためにもなるんです ・猫を迎える方法に「譲渡」もあります ・子猫もいいけど、おとなの魅力もありますよ ・購入する場合、信頼できる販売元か見極めて ・その純血種、あなたの暮らしに向いてる? ・スコだけじゃない。遺伝性の病気を知ってね ・多頭飼育するなら、猫同士の相性は大事 ・飼わなくたって、伝えられる愛もある ◦エッセイ おうちの中で 愛しい猫たちと暮らすこと 文・Riepoyonn(たむらりえ) 3のおねがい おうちで、楽しく暮らしたい ・長生きを願うなら、完全室内飼いで! ・「5つの自由」は、ぜったいに守ってね ・猫のための「環境エンリッチメント」って? ・なわばりが守られた空間で安心したい ・運動も休憩も観察もできる「高さ」がほしい ・そのトイレ、使っちゃいるけど好きではない ・犬以上に肉好き。お魚だけでは生きられない ・おいしいものを、狩りっぽく食べたい ・飲み方には、こだわりがあるんです ・コミュニケーションは、猫らしい感じで ・不安も安心もシゲキも、ニオイから ・ネズミ捕り名人もいれば、鳥好きもいます ・動物病院は苦手だけど、病気は困るから... ・春) こわ~いマダニやフィラリアにもご用心! ・夏 )最近の猛暑は、猫にもしんどい ・秋 )食欲止まらなくて、ついぽっちゃり ・冬 )寒さに乾燥。体調悪化シーズン! ・巻き爪は痛いから、爪切りはしておこう ・腎臓病予防にも? できるなら歯磨きを ・解熱剤、ユリ...。身近な “ 毒物 ” が命取りに 4のおねがい ずうっと、離れたくない ・はぐれちゃっても、また会いたいから ・「同行避難」のために、あなたができること ・猫の避難用品は「持ち出せるか」まで考えて ・最期を迎えるその日まで、寄り添って ◦巻末資料 「動物の愛護及び管理に関する法律」のおもな改正内容 (2019) *1~4のおねがいの各章で、「動物愛護管理法改正のポイント」も紹介しています。 前書きなど 柔らかくって、美しくって、どこから見ても愛らしい。自分本位なようで、そっと心を寄り添わせてくれる。古くから人のそばに生きる身近な動物として、猫は世界中で愛されています。 日本では、2017年に犬の飼育数を上回り(※)、「最も人気のあるペット」の座に。大切な家族の一員として、健康と長生きを願う声も広く浸透しました。 ※ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」より しかし、飼い主のいない猫をめぐるトラブルや、行き場を失って命を落とす猫たちの問題も、いまだ並行して起こっています。また、猫を過剰に繁殖させてしまう「多頭飼育崩壊」の増加や、相次ぐ災害での「猫の同行避難」の可否など、人の社会とも深く関わる新たな課題も見えてきました。 そして2019年には、「改正動物愛護管理法」が成立。2020年6月から段階的に施行されていきます。今後、猫に癒されたり、大切に想う気持ちだけではなく、習性を正しく知ったうえでのお世話が、ますます必要になるでしょう。 目まぐるしく変わる人の暮らしの影響を受けて、猫が置かれた環境も変化していく。時代の大きなうねりの中で、猫という動物そのものに対する価値観も、多様化しています。 そんな激動の「今」にいる猫と人が、「未来」に向けて、絆を切らすことなく生きていくためには? 答えは、猫を大好きな一人一人が、猫の幸せを考え抜いた先にあるような気がします。 そこで、「今の時代に合った形で、迎える前から知っておきたい知識や飼い方を丸ごとまとめたガイドブック」というイメージで、本書を作りあげました。 猫の健康や病気、生活などの最新データや情報をもとに「東京猫医療センター」の院長・服部幸先生にアドバイスをいただき、さらに改正法のポイントも加えています。本書が「猫と人とのこれからの暮らし」を考えるきっかけになれば幸いです。 ーー幸せな暮らしを、これからもずっと。 版元から一言 はじめまして。猫の本 専門出版【ねこねっこ】です。第1冊目の本として『猫からのおねがい ~猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし』をリリースいたします。 ふわふわであたたかくて。自分本意だけれど、ふとしたときに心をときほぐしてくれる。 そんな多くの人が、特別な愛着を抱く動物「ねこ」。近年は犬の飼育頭数を上回り、 室内の環境で家族のように大切にされて、長生きをする猫も増えてきました。 一方で、ストレス等に由来する問題行動、高齢化だからこそかかりやすい病気、 新たな感染症なども見られるように。また、外の過酷な環境や殺処分等により 命を落とす猫の数は減ってはきてはいるものの、まだ “ 解決 ” には遠く さらには貧困や孤立化といった人の社会の課題が、猫にも影響するようになりました。 「猫ブーム」を経て、多様化する価値観の中で、猫の暮らしも変わっていく。 こうした時代の中で、人と猫が、未来へ向けてよりよい関係を築いていくためには? ねこねっこは、猫を取り巻く「今」を見つめながら、出版活動を通じて、 たくさんの方たちと、この先を考えていきたいと思っています。 これから、よろしくお願いいたします。 著者プロフィール 服部 幸 (ハットリ ユキ) (監修) はっとりゆき。「東京猫医療センター」(東京都江東区)院長。「ねこ医学会(JSFM)」CFC理事。2005年から猫専門病院長を務める。2012年に東京猫医療センターを開院し、翌年、国際猫医学会(ISFM)からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。 Riepoyonn (リエポヨン) (写真) Rieopyonn(たむらりえ)。神奈川県在住の愛猫家。最愛の猫「みかん」との出会いをきっかけにinstagramを始め、世界中の猫好きを魅了する。現在は、おにいちゃん猫の「そら」と、きょうだい猫「アメリ」「カヌレ」の3匹の元保護猫を家族に迎え、その姿を愛情いっぱいに撮り続けている。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】新居格 随筆集 散歩者の言葉(虹霓社)
¥2,200
新居格 随筆集 散歩者の言葉 新居 格(著/文)荻原魚雷(編集) 発行:虹霓社 B6変判 縦167mm 横128mm 厚さ16mm 246ページ 並製 新刊『杉並区長日記ー地方自治の先駆者・新居格』も合わせてご覧ください https://shoshi.nekoniengawa.net/items/79249366 紹介 戦後初の杉並区長として知られる新居格 随筆家としての名文を荻原魚雷が厳選 戦後初の杉並区長として知られる新居格(にい いたる)。著作リストが作れないほど多くの随筆や評論、批評を遺したものの、代表作と呼ばれるような作品もなく、『杉並区長日記』(弊社刊)と翻訳書(パール・バック『大地』等)を除いて新刊で読める本はない。 アナキストを自称し、議論を嫌い、知識人や文化人と呼ばれることを恥じ、戦時中も市井の人々や日々の生活を大切に生きた新居。そんな新居と同じく、散歩と読書をこよなく愛する高円寺の文筆家・荻原魚雷が、時に弱音や愚痴をこぼす彼の随筆を厳選、今の時代に蘇らせる。42の随筆と1つの詩を収めた名随筆集が誕生。 【本文表記:新漢字、旧かなづかい】 「注文に応じて書いてきたような短文は後世に残りにくい…没後もずっと読み継がれるような作家なんて、文学史の中でも一握りしかいない。だけど、一握りからこぼれた作家にも素晴らしい文章を書く人はいる。新居格もそのひとりであろう。」 (荻原魚雷・編者解説「高円寺の新居格」より) 目次 (詩) 自由人の言葉 爽やかな海景 性格破産者の感想 モダンガールの心臓 大地震の思ひ出 正月 春の淡彩 微涼を求めて 冬日独語 散歩者の言葉 小さな喜び 雑草の如く 断想 生活の錆 或る日のサローンにて 五月と読書生 時間 街と同盟する言葉 世界的なもの 批評家の生活 街の銀幕 林檎畠にて 鮒を釣る卓 凡人私語 晴日の書窓にて 或る日に思ふ 生活の楽しさ 人生老い莫し 貧民の叡智 小さな世界 旅する心 燕雀の志 春に考へる 書斎の春 順境・逆境 本と読書との好み 金について 眠むれぬ或る夜 菜園 散歩の哲学 高円寺にて 新生日本の姿 編者解説 高円寺の新居格(荻原 魚雷) 版元から一言 2017年に『杉並区長日記 地方自治の先駆者 新居格』を復刊(旧版は1955年)したのですが、それまで新刊で購入できる新居の著書はパール・バック『大地』(新潮文庫)の翻訳本しかありませんでした。多くの随筆や評論を遺したにもかかわらず、です。『杉並区長日記』はおかげさまで多少の評判にはなり、忘れられていた「新居格」という人物に注目していただくきっかけにはなりました。それはとても喜ばしい反面、1年にも満たない区長時代のみにスポットが当たってしまうことに少なからず違和感はありました。ならば次は随筆を復刻しよう、という宿題を自分に課したのです。 そんな思いを抱えていたころ、ブログなどで新居格によく言及していた荻原魚雷さんに出会いました。そこで、思い切って随筆集の企画を相談したところ、快く選者を引き受けていただけることになったのです。虹霓社は田舎暮らしがベースで、「出版社」というより「出版活動」とでも呼ぶべき制作体制ゆえ、刊行までにだいぶ時間がかかってしまいましたが、荻原さんが数ある随筆からじつに魅力的な作品を選んでくださったおかげで、ようやく新居の新たな随筆集が誕生しました。 ぜひ新居の素晴らしい随筆を味わっていただければ幸いです。 著者プロフィール 新居 格 (ニイ イタル) (著/文) 1888(明治21)年、徳島県板野郡(現鳴門市)生まれ。東京帝大卒業後、読売や東京朝日などの新聞記者を経て文筆生活へ。個人の自由を重んじるアナキズムの立場から文芸評論や社会批評を論じる。パール・バック『大地』やジョン・スタインベック『怒りの葡萄』等、多くの翻訳も手がけたほか、「左傾」「モボ」「モガ」など時代の流行を上手く捉えた造語も生み出した。戦後は初の公選杉並区長や生活協同組合の理事長を務めるなど、市井の人々や日々の生活を大切にした。1951年逝去。享年63。主な著書に『季節の登場者』『アナキズム芸術論』『生活の錆』『女性点描』『生活の窓ひらく』『街の哲學』『心の日曜日』『市井人の哲学』『杉並区長日記』など多数。 荻原魚雷 (オギハラギョライ) (編集) 1969年、三重県鈴鹿市生まれ。文筆家。著書に『中年の本棚』『古書古書話』『日常学事始』『本と怠け者』『古本暮らし』ほか、編者をつとめた本に梅崎春生『怠惰の美徳』『吉行淳之介ベスト・エッセイ』尾崎一雄『新編 閑な老人』富士正晴『新編 不参加ぐらし』などがある。 上記内容は本書刊行時のものです。 新刊『杉並区長日記ー地方自治の先駆者・新居格』も合わせてご覧ください https://shoshi.nekoniengawa.net/items/79249366
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【新刊】杉並区長日記ー地方自治の先駆者・新居格(虹霓社)
¥1,760
新居 格(著/文) 発行:虹霓社 B6 新刊『新居格 随筆集 散歩者の言葉』も合わせてご覧ください https://shoshi.nekoniengawa.net/items/83128890 ◉戦後はじめて杉並区民が選んだ区長はアナキスト⁉ 敗戦後の廃墟と混沌の中、日本一の文化村を目指して杉並区の初代公選区長に就任、政治・行政の旧弊打破に挑み、小地域からの民主主義を掲げた破天荒でユニークな〝アナキスト区長〟新居格。彼が目指した理想の地方自治とは。区長在任わずか1年、苦闘の記録が約40年ぶりに待望の復刊。 ◉地方行政・地方自治の先駆者として 忘れられた文筆家・新居を、地方自治・地方行政、まちづくりの視点からの復権を試みた小松隆二氏(慶応大名誉教授)による渾身の書き下ろし小伝「〝地方自治・地方行政の鑑〟新居格の生涯と業績-典型的な自由人・アナキスト」ほか、ユートピアンであった新居の知られざる一面を当事者が綴った大澤正道氏によるエッセイ「新居格と「世界の村」のことなど」の2編を合わせて収録。 目次 Ⅰ 区長日記 区長はスタンプ・マシンなり/文人の眼・官僚の眼/大臣以上の村長さんを/〝陳情政治〟へ思う/面白くない〝登庁〟/苦々しい運動風景/モンテーニュの政治論/開校式の日のこと/映画のプロデュース/役所の建物も生きている/オフィスの裸婦図/自分のことなのに……/ひとりの孤児/愛児のために手をつなごう/〝塵世〟〝浮世〟を体験する/ネクタイを二本結ぶ/正面からくればいいのに/額の文字/明るい手紙/子供の世界/魔法のつえ酵素肥料/区長意識/野外ダンス・パーティ/文学少女のダンサー/ボス、農地視察に赴く/送られた郵便切手/ガラス箱の区議会/区長は読書しなくなる/すぐれた都市計画者/ピエールの意気/緑の世界に和む心/水蒸気の悲劇/接待タバコ/人間愛の行政を/こころのふるさと/「多忙」について/北海道へ旅して/条理に終始すべきか/日曜日/交際費/牛乳屋の李さん/古ぼけた区長会議/新年の挨拶に辞意を……/成年式にのぞんで/ある日の黙想/退職届 Ⅱ 覚え書 はじめに 民主化は小地域からというわたしの持論 政治的蜃気楼 出馬という言葉 世界の杉並区︱わたしの文化設計 ドン・キホーテ黒亜館に赴くこと 助役さんドンキホーテに面喰らうこと 形式に悩まされること 伊原画伯の裸体画をかけること 区長の机を受付に置くといったこと 政治力がないと攻撃されたこと 公私をどこまでも分明にすること 民主主義とはどろんこの里芋を桶に入れてごりごりやること 演説にしばしば波長の違うこと ハムレットの父親の亡霊のようなもの 議員の数が多過ぎること 自治体議会は国会の十六ミリであってはならないこと 「わが杉並に大ボス小ボス……」という演説のこと 「子供の町」「文化会」のこと 「交際費」の減額が提言されたこと 町の新聞 地域ボスの生態 学校の問題で手を焼くこと 政治的スポーツのこと Ⅲ 区長落第記 親愛なる都職支部諸君へ ユートピアを幻滅すること 区長落第記 〈小伝〉 小松 隆二 〝地方自治・地方行政の鑑〟新居格の生涯と業績ー典型的な自由人・アナキスト 〈エッセイ〉大澤 正道 新居格と「世界の村」のことなど 前書きなど ・(杉並)区には学者、文化人、知識人達が多く在住しているのであるから、わたしはゲーテや、シラーや、ヴィーラントやリストの住んでいたワイマールのような、芸術的香気の高い地区にしてみたいと夢みた。 ・そうした夢の設計が、どの程度にまで実現するか、それともしないか、神様でないわたしには分からない。でも、わたしには夢みるものがあるのでなければ、わたしは区長なんかになっているのはいやだ。 ・天下国家をいうまえに、わたしはまずわたしの住む町を、民主的で文化的な、楽しく住み心地のよい場所につくり上げたい。日本の民主化はまず小地域から、というのがわたしの平生からの主張なのである。(本文より) 〔カバー・表紙デザイン〕成田圭祐(Irregular Rhythm Asylum) 著者プロフィール 新居 格 (ニイ イタル) (著/文) 徳島県板野郡斎田(現鳴門市)生まれ。徳島中学、七高を経て、東京帝大を卒業後、読売、大阪毎日、東京朝日の各新聞社で活躍。退社後、数多くの雑誌に執筆し、作家、評論家としての地位を築く。創作集『月夜の喫煙』をはじめ、著作も相次いで刊行。「左傾」「モボ」「モガ」などの時代の流行を上手く捉えた造語を生み出す。 20年代半ばからはアナキズム陣営の先頭に立って評論活動を行う。また、協同組合運動(生活協同組合で知られる賀川豊彦は従兄弟)にも積極的に関与したほか、バール・バック『大地』を翻訳するなど、幅広い活動を見せた。時代が悪化する中でも、できる限り戦争協力は避け、あえて街や暮らしなどの日常を書くことで、ささやかな抵抗を試みた。敗戦を迎えたのは疎開先の伊豆長岡。 戦後すぐ東京西部協同組合連合会の理事長に就任したほか、日本ペン・クラブの創設では中心的役割を演じる。47年、日本一の文化村を目指して杉並区長に立候補し、当選。しかし、健康がすぐれず、また区議会や行政に失望してわずか1年で辞任。その後も病魔と闘いながら文筆活動を精力的に続けるも、51年に脳溢血のため永眠した。享年63。 関連リンク 世界の杉並区ーわたしの文化設計/新居格 上記内容は本書刊行時のものです。 新刊『新居格 随筆集 散歩者の言葉』も合わせてご覧ください https://shoshi.nekoniengawa.net/items/83128890
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【新刊】ポスト・サブカル焼け跡派
¥2,640
ポスト・サブカル焼け跡派 TVODティーヴイオーディー(著) 発行:百万年書房 紹介 ポスト・サブカル世代の批評ユニット、衝撃のデビュー作。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」だった日本が「焼け跡」と化すまでの文化的精神史。1970年代(矢沢永吉/沢田研二/坂本龍一)、80年代(ビートたけし/戸川純/江戸アケミ)、90年代(フリッパーズ・ギター/電気グルーヴ/X JAPAN)、ゼロ年代(椎名林檎/KREVA/バンプ・オブ・チキン)、そして現在(星野源/秋元康/大森靖子)に至る道中、私たちはどこで間違えてしまったのか? 目次 プロローグ コメカ(TVOD) 第1章 カウンターからサブカルチャーへ(1973-1978) 矢沢永吉 アメリカ化された「天然」の天才 沢田研二 ポップな記号に成りきること 坂本龍一 消費されるイデオロギー 第2章 消費社会空間の完成、ジャパン・アズ・ナンバーワン(1979-1988) ビートたけし 消費社会で勝ち抜くこと 戸川純 女たちのサブカルチャー 江戸アケミ バブル・ニッポンにおける「もがき」 第3章 リアルと無意識(1989-1998) フリッパーズ・ギター 「本当は何か本当があるはず」 電気グルーヴ 諧謔・暴力・快楽 X JAPAN 90年代最強の記号 第4章 ネオリベ、セカイ系、右傾化(1999-2010) 椎名林檎 自意識と生存戦略 KREVA コミュニタリアンとネオリベラリズムの狭間で バンプ・オブ・チキン セカイ系J-ROCK 第5章 「孤児」たちの時代へ(2011-2019) 星野源 「煩悶青年」への回答 秋元康 ポスト戦後のゲームマスター 大森靖子 たったひとりのあなたに届けるということ エピローグ 焼け跡から見た風景--あとがきにかえて パンス(TVOD) 年表・サブカルチャーと社会の50年 前書きなど いま、この国は焼け跡化しつつある。 テレビをつければタレントたちが「日本スゴイ」とわめき立て、御用学者たちは日本経済の劇的な復活を説き、与党政治家たちは愛国心の重要性と憲法改正の必要性を訴え、総理大臣は国民とともに「美しい国」をつくっていくと嘯く。ひとつのメルクマールとしての2020年東京オリンピック開催に向けて、この国は愛国的なナルシシズムをひたすらに増幅させ続けている。 だが、実際のこの国の有り様は、本当にそんなに「美しい」ものだろうか? レイシストたちがネットや路上で差別を撒き散らし、大企業優遇税制により富裕層が内部保留を増やし続ける一方、庶民は消費増税までされて搾り取られ、各地での災害復興は進まないまま他地域の人々に忘却され、首相の「アンダー・コントロール」の言葉とは裏腹に、福島第一原発事故の収束見通しは立っていない。 端的に言って、一時は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで囃し立てられたかつての日本の繁栄がもはや失われたことを直視できず、「美しい国」というチープなナルシシズムに逃げ込んでいるというのがいまのこの国の実態、偽らざる姿だと僕は思う。そしてその幻想に国家全体がトリップすればするほど、国民の暮らしは貧しく悲惨なものになっていく。人々がかつての栄光を幻視しそれに浸れば浸るほど、現実の世界の火の手はますます燃え上がり、焼け跡が広がり続けていく。 TVODは1984年生まれの男性ふたりで構成されたユニットである。僕らはバブル景気に沸く80年代後半に幼少期を送り、連続幼女誘拐殺人事件、阪神大震災、地下鉄サリン事件、神戸連続児童殺傷事件と社会不安が続いた90年代に少年期を過ごし、アメリカ同時多発テロ事件と続くイラク戦争をテレビ画面の向こうに眺めながらゼロ年代に青年になった。20世紀にギリギリ間に合ってしまったせいで、旧時代の価値観を抱えながら21世紀を生きることになった最後の世代が、僕らの世代なのではないかと思う。 僕もパンスもいわゆるひ弱な文系男子の類であり、そういったタイプの人間のご多分に漏れず、少年の頃からさまざまなサブカルチャーに触れて日々をやり過ごしてきた。ふたりともとりわけポップミュージックに思い入れが強く、はじめて出会ったゼロ年代中盤の大学生の頃、80年代ニューウェーブの話で盛り上がったことを今でもよく憶えている。海の向こうでバグダードが爆撃され、サダム・フセインがアメリカ軍に捉えられていたときにも、僕は古今東西のサブカルチャーを追いかけることに熱中し、古本屋やレコード屋に通い詰めてばかりいた。 1970年代以降、高度経済成長を経て、日本は世界有数の経済大国となっていった。その消費社会化のプロセスの中、主に60年代カウンターカルチャーが消費文化化されていく形で、国内のサブカルチャーの生産/消費が隆盛し、同時に海外のポップカルチャーの「サブカル的な」受容が日本に広がっていく。僕やパンスが「間に合ってしまった20世紀」とは、つまりそういう時代のことだ。カウンターカルチャー、革命、「68年的なもの」、そういった夢がすべて潰えた後の世界で、終わらない消費社会の中で、どこまでもサブカルチャーの消費に明け暮れ続ける……70年代以降の日本社会は、ずっとそんな感覚の中にあったんじゃないかと思う。「もう“デカイ一発”はこない」(鶴見済『完全自殺マニュアル』)。夢が終わった後の世界で、終わらない日常をサブカルチャーとともにやり過ごし続けること。いつまでも戯れ続けること。 だが、どうやら状況は変わりつつあるらしい。バブル崩壊、世界金融危機、東日本大震災、その果てに訪れた経済危機から目を逸らし、「美しい国」という夢にトリップするために、この国は手あたり次第に大量のドラッグをボリボリと噛み砕き、飲み下し続けている。革命の夢から醒め、終わらない退屈な消費社会の中でサブカル消費に明け暮れていたはずのあの日々は幻だったのか? 消費文化を通じた戯れの向こう側にあるのは、貧しく荒れ果てた社会と安っぽく陳腐なファシズムの夢でしかないのだろうか? いま、この国は焼け跡化しつつある。 焼け跡の上に、貧しく陳腐な夢が立ち上がりつつある。 本書で僕たちTVODは、20世紀にギリギリ間に合ってしまった世代なりの視点で70年代以降の日本のポップミュージックの軌跡を辿り、現在に至るまでのひとつの文化的精神史を描くことを試みた。「ナンバーワン」だった国が没落し、焼け跡化していく中で育った人間として自分たちが考えてきたことを、20世紀のサブカルチャーの中でも特に重要な役目を果たしたポップミュージックというジャンルについてのふたりの会話を通して、形にしたつもりだ。 各章は、1970年代以降のディケイドごとに選出された数名のアーティストについてのふたりの会話で構成されている。 第1章70年代編では、「カウンタカルチャーから切断されたロック」の先駆者としての矢沢永吉、プレ消費社会においていち早く「キッチュ」をお茶の間に届けた沢田研二、記号化される中で苛立ちと屈託を抱えることになった坂本龍一を。 第2章80年代編では、「ホンネ」と「悪意」の大衆スターとしてのビートたけし、女性として生きる中で抱えた不能感と軋みを表現してしまった戸川純、バブルに呆けた社会の中で、リズムによる救済を求めた江戸アケミを。 第3章90年代編では、相対主義的態度を出発点に「意志」と「感覚」に分派していったフリッパーズ・ギター、自意識過剰な「男子」たちのヒーローとなった電気グルーヴ、過剰な記号化と物語化を体現することになった存在としてのX JAPANを。 第4章ゼロ年代編では、戯れとしての記号遊びから国策にまで接続されることになった存在としての椎名林檎、ネオリベ時代に自らをレぺゼンしたラップスターKREVA、ロックにおける少年性を更新し、イノセントでベタな物語で支持を得たバンプ・オブ・チキンを。 2010年代編としての第5章では、「男子」の最新型としての可能性と限界を示す星野源、日本消費社会におけるポップス世界の最強最悪のゲームマスター秋元康、そして自分自身のキャラクターを、自らの手と視線で創り生み出す存在としての大森靖子を。 時にさまざまな横道に逸れながら、それぞれのアーティストが時代の中でどのように表現し、いかに振る舞い、そしてそれが社会においてどんな意味を生んだのかということを考え語り合った。 どれだけ過去を懐かしんでも、あの時代はもう帰ってこない。消費社会に引きこもり、サブカル消費に耽っていられる状況には戻れない。この国はもう「ナンバーワン」じゃない。その中で延々と戯れていられるような、欺瞞的な「平和」は、「戦後」は、もはやこの国には無い。 だが、だからと言って首相が語る「美しい国」の夢の中に取り込まれるのは癪じゃないか。そんなつまらない夢に騙されるほど、僕らは「消費者」としてもヤワじゃなかったはずだ。伊達に何十年もサブカルチャーを消費し続けてきたわけじゃない。サブカルの軌跡を辿ることで、サブカルの「後」の時代を考えることで、そのことをあらためて思い出そう。ポスト・サブカルチャーの時代へ向けて。 そして、スタートの前に、謝辞を。日々を共に過ごしている侑恵の、世界や人間に対する真摯な姿勢からさまざまなことを学んだからこそ、僕はここまで歩みを進め、この本をつくることができた。ありがとう。尊敬しています。 それでは、そろそろ始めよう。 版元から一言 【recommend】 サブカル批評の焼け跡に立ち上がるルネサンス! でありながら、彼らの饒舌な対話が言論ゲームに陥っていないのは、そこで、我々の暮らす社会は何故こんなことになってしまったのか、そしてどうするべきなのかという精密な検証と誠実な議論が行われているからだろう。 ---磯部涼 戦後サブカルチャー(あるいはポップカルチャー)のアイコンを、メディアを通じてプレゼンテーションされ消費される「キャラクター」として捉え、その系譜を編み直す。それはひとつの無謀な通史の試みであると同時に、生身の人間がつくりだす「キャラクター」を消費することの倫理と可能性を思考する土台でもある。サブカル的「オトコノコ」による、「オトコノコ」性の総括の記録。 ---imdkm スターやサブカルの歴史を記すならふさわしい当事者や研究者はほかにもいるだろう。でもこれは違う。いまここにいる〈私〉と〈社会〉の関係を考えるための一冊だ。語らいを続けよう。その在り処さえ危うい時代に。 ---九龍ジョー 84年生まれ(私の20個下)という微妙に絶妙な世代ならではの射程の長いニッポン・サブカル・サーガ。 固有名詞縛りの各論として読んでも面白く、強い問題意識に支えられた半世紀にわたる通史としても読みごたえがある。 端的に言ってこれは、今は亡きわが国のサブカル(チャー)へのレクイエムだ。 だからこそ、いよいよ本気で新しい何かを生まれさせなければならないのだ、と著者たちは言っているように思える。 ---佐々木敦 TVODは「歴史」にこだわる。それはサブカルの愛好と批評に半ば宿命的ともいえる弱点を補完する。80年代リアルタイマーなのに当時のあれこれを忘れてしまった年長者の私は、申し訳なさと感謝に震えた。 ---高岡洋詞 日本のサブカルチャーは、音楽は、お笑いは、ポリティカルな事象を扱わないからダメだ、カウンターカルチャーたり得ていない、などと言う人は多い。だけど、なぜそうなったかをここまで丁寧に追うことができたのは、TVODのふたりが初めてなんじゃないか。 1970年代から2010年代まで、それぞれの時代を象徴するキーパーソンを徹底的に分析することで、たとえばポップスターが自らを記号化したことが世の中にどんな影響を与えたかだったり、前時代の価値観へのカウンターとして機能していた存在がやがて前提が失われて変質していく過程だったりが見えてくる。 そして最終的に、自分自身も戦後サブカルチャーの典型的な子供のひとりにすぎないんだっていうことに気づかされる。 ---ハシノイチロウ(LL教室) モヤモヤと感じていたことに的確な言葉が与えられていく快感。こんなラジオ番組を作りたい!と悔しくなるくらい。僕より10歳若いおふたりですが、後ろからしか見えないこともある、と痛感しました。 ---長谷川裕(TBSラジオ:「文化系トークラジオLife」「菊地成孔の粋な夜電波」「荻上チキ・Session-22」など) 1984年生まれのふたりが焼け跡になってしまった日本で 未来への武器を探しながら紡いだ「サブカル」の精神史。 ---姫乃たま 渋谷PARCOから本屋が消え、ヴィレッジヴァンガードが郊外のショッピングモールに溢れた(それすら飽和して久しいが)時代の「サブカル」とはなんなのか。遅れてきた(けど、ギリギリ間に合ってしまった)サブカル青年たちによる、ミュージシャン・バンドのキャラクター性から時代を読み取る試みは、「後追い」ならではのスリリングな切れ味をみせる。 既存のサブカル音楽評論では、手薄になりがちだった矢沢永吉やX JAPANら「ヤンキー」への目配せも「キャラクター」にフォーカスしているからこそ。「失われ続けた」と呼ばれ続け、もはやそれが日常になってしまったこの30年。経済の豊かさに担保されていた、かつてのサブカルのようにはいられない。現実は厳しいし、サブカルはもはや貧しい。「焼け跡派」というのは、きっとそういった現状と向き合うことなのだ。 ---藤谷千明 TVODとは会って話した瞬間に意気投合しました。この社会に対峙しつつ、この社会を乗り越えるものとしての音楽ーーその可能性を精一杯に信じる姿勢には、同じアーリー80's生まれとして圧倒的に共感! ---矢野利裕 80年代以降の日本の「サブカル」に至る流れというものを考えた場合、「世界と自分の間には社会が存在しているという当たり前のことに目を向けることなく、自意識のゆりかごを育てていく行為でしかなかったのかもしれない」という考えが浮かぶ人も少なくないだろう。社会と訣別するのでもなく、社会と闘うのでもなく、無意識に自然とないものとして目をそらすことができたのは、かっての日本が金があったからに過ぎない。日本の「サブカル」にみられる反権威、反体制的なものの多くは、身体的な生存の意志に乗っ取ったものではなく、親の庇護下にある子供がいたずらをして満足するような、「他人とは一味違う自分」という自意識を満足させるためのものでしかなかったのかもしれない。社会に守られているのが前提の遊びだったのかもしれない。終わらない日常などないということを人々が気付きだしたのは、あの大地震以降だろう。いや、既に崩壊は始まっていたのだが、それは緩やかすぎて多くの人は気づいていなかった。それがあの日以降、速度が急速にあがることで、対峙せざるを得なくなったはずだ。また、社会の存在を意識する中で男性は今まで無意識に続けてきた「男の子たちの遊び」が孕んできた問題に気付かされることにもなった。ジェンダー問題と無縁でいられる時代は終わっている。 遊びの時間は終わったのだろうか?その答えはYesであり、同時にNoでもある。守られたエリアでの他人との差異化のゲームを続けることはできない。そのゲームが終わってることに気付かないまま続けている人もいれば、ゲームを続けるために庇護下にいれそうな領域や、ネットのポピュリズムの世界に逃げ込んでいく人もいる。しかし、あのゲームは終わったのだ。 TVODのふたりが提唱しようとしていることを自分なりに解釈すると、社会の流れと対峙しながら共同体的な安全領域に逃げ込むことなくあくまで個人単位で新しい「遊び」を始めようということ、それを続け続けようことなのではないかと思う。かっての「サブカル」の歴史が産んだものは負の遺産ばかりかというと、そうではないだろう。彼らがこの本でやっていることは検証であり断罪ではない。これから先に続けていくための確認作業である。置いていくべきものもあれば、持っていくべきものもある。 かっての無自覚な差異化のゲームの中で焦土と化した日本のサブカルの跡地で、若くもないドン・キホーテ二人組が再生をかけた闘いを挑んでいる。それは過去の再現を目指すものではない。その先にいくための闘いであり、新しい何かを求める闘いだ。それは無謀であるかもしれないが、そんなことを考えても仕方がない。彼らは最初の一歩を踏み出したのだし、それが一番重要なのだから。 ---ロマン優光 (敬称略;五十音順) 著者プロフィール TVOD (ティーヴイオーディー) (著) コメカ(早春書店店主)とパンスによるテキストユニット。「サブカルチャーと政治を同時に語る」活動を、様々な媒体にて展開中。 コメカTwitter https://twitter.com/comecaML パンスTwitter https://twitter.com/panparth 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】対抗言論叢書4『不幸と共存』魂的文芸批評
¥3,520
SOLD OUT
※発送方法「クリックポスト」を選択された場合、厚みの関係で緩衝材でお包みできません。水濡れ防止のビニールをおかけしています。 対抗言論叢書4 不幸と共存 魂的文芸批評 川口 好美(著) 発行:法政大学出版局 4-6 318ページ 上製 紹介 テクストの熟読を通じて〈私〉を問い、書くことの暴力のただなかで〈私〉を外部へ、他者へと開いていくこと──。小林秀雄、中野重治、秋山駿、江藤淳ら日本文芸批評の潜勢力を受け継ぎ、室井光広のてんでんこな魂とともに更新される文学的革命と連帯のミッション。シモーヌ・ヴェイユ論で群像新人評論賞を受賞した気鋭の批評家、待望の第一評論集! 目次 1 不幸と共存 不幸と共存──シモーヌ・ヴェイユ試論 暴力と生存──小林秀雄試論 マニウケル 僕の文学のふるさと 切実な「対決点」 批評の牙 ボーヨー、ボーヨー 2 〈てんでんこ〉な協働へ──室井光広讃 室井光広、まぼろしのシショチョー 室井光広の喉仏 「世界劇場」で正しく「不安」を学ぶ──遺著『詩記列伝序説』『多和田葉子ノート』に寄せて 多和田葉子のための“愛苦しさ”あふれるノート ジェイムズ・ジョイスと『エセ物語』 『エセ物語』解説 『おどるでく 猫又伝奇集』解説 3 対抗する批評へ 差別への問い(Ⅰ)──在日の「私」/秋山駿の〈私〉 差別への問い(Ⅱ)──中野重治試論 文芸時評 二〇二一年 てんでんこな〝オクラ〟建立(二月) 自らの歪みの意味を問う軌跡(四月) 文芸批評は暗渠のように流れ(七月) 個別的な経験と一般的な思考のあいだ(九月) 文学という流れ(年末回顧) 「ぼく達」のゆくえ──住本麻子氏の「反論」に答える 書 評 沈黙とノイズの音楽──児玉雨子『誰にも奪われたくない/凸撃』 “この二人”の小説──児玉雨子『##NAME##』 未知の臓器が脈打つリズム──朝比奈秋『私の盲端』 物語と秘密──小松原織香『当事者は嘘をつく』 「美しい生活」の論理──笙野頼子『発禁小説集』 われわれ男たちの呆れかえった共同事業 ──杉田俊介『ジャパニメーションの成熟と喪失』 『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』 「批評」=「運動」としての革命へ──杉田俊介『橋川文三とその浪曼』 補遺 江藤淳ノート 後 記 著者プロフィール 川口 好美 (カワグチ ヨシミ) (著) 川口 好美 1987年、大阪生れ。東海大学文学部文芸創作学科卒。2021年から、静岡県川根本町の小集落・沢間で「本とおもちゃ てんでんこ」を家族で営む。文芸批評家。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】ビッグイシュー474号(2024-03-01発売)「ふくしまの13年」スペシャルインタビュー: ノバク・ジョコビッチ
¥450
【特集】ふくしまの13年 東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故が起きて13年が過ぎます。今も福島の原発周辺の7町村には帰還困難区域があり、廃炉作業は最大の難関の燃料デブリの取り出しが始まらず、計画より遅れています。 さらに、1号機のペデスタルという原子炉を支える鉄筋コンクリート製の土台が壊れ、鉄筋がむき出しになっている状況が明らかになるなど、新たな問題も出てきています。昨年夏には、漁業者をはじめ多くの反対を押し切って処理汚染水の海洋放出も開始されました。 事故から時を重ね、影響はより多様化して複雑に絡み合い、意識して凝視しないと、わかりにくくなっています。そのなかで福島の人々や地域、自然と向き合い、自身の仕事や研究、支援活動に取り組んでいる人たちがいます。それぞれの話からこの13年、そして今の福島の断片が見えてきます。 1.蟻塚亮二さん 「悲しみと希望が交錯する診察室の奇跡」 2.土井敏邦さん 「壮絶な苦悩と証言」 3.崎山比早子さん 「甲状腺がん患者の支援を」 4.近藤学さん 「大堀相馬焼の地に帰る」 5.鈴木譲さん 「海と海に生きる生きものたち、漁業を守る」 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー ノバク・ジョコビッチ 36 歳の今もテニスプレーヤーとしてトップを走り続け、昨年には世界ランキング1 位の通算在位が前人未到の400 週に到達したノバク・ジョコビッチ。 自身の財団を通じて慈善事業などにも取り組んできた彼が、幼少期に戦火を生きのびた経験、テニスにかける熱い思いを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点スポーツキャスター 荻原次晴さん ノルディック複合選手として、95年の世界選手権では団体金メダルを獲得。98年には念願の長野五輪に出場して入賞を果たし、引退後はスポーツキャスターとしてメディアに出演する荻原次晴さん。1992年のアルベールビル五輪で双子の兄である荻原健司さんが金メダルを取ったことが、人生を揺るがす分岐点だったと言います。一卵性双生児で顔がそっくりだったため、街で見知らぬ人から頻繁に声をかけられるようになり、自分の存在を全否定されたように感じた荻原さんが考えた解決策とは? 国際記事 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 能登半島地震レポート① かかわるタイミングは長い目で ピースボート災害支援センター 連載記事 原発ウォッチ! 福島第一原発、廃炉作業はすでに10 年遅れ 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 日本株の快進撃はその先が怖い 雨宮処凛の活動日誌 「ルポ死亡退院」ほか、貧困ジャーナリズム大賞 ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 英語が苦手ですが交流を深めたいです ☆ 菜の花チャンプルー ☆ 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく ブラジル『トラソス』 ブランコ 表現する人 加治 聖哉さん 躍動する、原寸大の生き物たち FROM EDITORIAL 編集後記 ★『処理汚染水 』に関連したバックナンバー ビッグイシュー481号(2024-06-15発売)「まちに座る」スペシャルインタビュー スペシャル企画:エイミー・ワインハウス https://shoshi.nekoniengawa.net/items/87500269 --- ★「ビッグイシュー」一覧はこちら https://shoshi.nekoniengawa.net/categories/5626453 ★当店SOLD OUTの号やバックナンバーを1冊からご注文できます ・店頭お渡し(静岡県静岡市葵区) ・郵送(クリックポスト送料185円) ■お問い合わせ・ご注文は「CONTACT」よりご連絡ください。 https://thebase.com/inquiry/nekoniengawa-official-ec ■バックナンバー一覧「ビッグイシュー日本版」公式サイト https://www.bigissue.jp/backnumber サイト内検索をご活用ください ※公式サイトにてSOLD OUTの商品はご注文できません
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【新刊】ビッグイシュー472号(2024-02-01 発売)「マンガで、社会の問題を読む」スペシャルインタビュー:サヘル・ローズ
¥450
【特集】マンガで、社会の問題を読む 文学作品に比べ、マンガは単なる暇つぶしと思われている節があります。 しかし、20代の終わりに大学院で研究テーマを近現代文学からマンガに変更、その後15年近くマンガを読み続けてきたトミヤマユキコさん(東北芸術工科大学芸術学部准教授)は「マンガがくれる感動や発見が文学に劣るということはない。マンガを人生の参考書にしないなんてもったいない!」と言います。また「マンガの読み筋は決して一つではない」として、著書では10代の悩みや女性の労働を切り口にマンガ作品を紹介しています。 トミヤマさんに、労働問題や社会の問題という視点から、読んでおもしろく興味深いマンガ作品の紹介をお願いしました。 今、多くの若い才能が集中し、多岐にわたるマンガ作品が生まれる日本で、マンガを多角的な視点から読む魅力に迫ります。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー:サヘル・ローズ 表現者として演技の世界やメディアで活躍するとともに、児童養護施設の支援や人権問題などに取り組んできたサヘル・ローズさん。 イラン出身である自らのアイデンティティに思い悩みつつも、心の自立を求めて、世界各地の難民キャンプや支援施設を積極的に訪ねてきました。そして今、5年にわたる心境の変化と、平和への思いを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点 白馬村長 丸山俊郎さん 家業を離れて上京、オーストラリアにも。 世界からお客が来る旅館に 国際記事 路上生活を解消する、小さな一戸建てコミュニティ ホームレス問題を解決するため、路上生活を送る人々に魅力的な極小住宅を提供している、カナダ・フレデリクトン市の「トゥエルブ・ネイバーズ」プロジェクト。 発起人のマルセル・ルブランと住民代表のアルが、現地のストリートペーパー『リティネレール』誌の記者を連れ、この新しいコミュニティを案内しました。 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 今、縄文の森へと回帰。冬でも緑の大文字山 「京都五山送り火」の一つ、「大」の字の火床があることでも知られる大文字山(標高466m)は、慈照寺・銀閣の借景でもある如意ヶ岳の西部分に広がります。この大文字山の森を「森 の案内人」三浦豊さんと歩き、人々の生活の変化がもたらした森の風景の移り変わりについて聞きました。 香山リカ むかわ町穂別診療所の四季・冬 大きなエゾシカ 連載記事 原発ウォッチ! 能登半島地震 ずれた150kmの断層 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 好循環はいつまでも好循環なのか 雨宮処凛の活動日誌 コロナ5類移行後、初めての年末年始 ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 知人に誘われたジムをやめたい☆ 水餃子鍋 ☆ 生存の危機まで追い詰められ、ホームレス化する仮放免者 大澤優真さん 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー・オーストラリア』ロン・K ★「ビッグイシュー」一覧はこちら https://shoshi.nekoniengawa.net/categories/5626453 ★当店SOLD OUTの号やバックナンバーを1冊からご注文できます ・店頭お渡し(静岡県静岡市葵区) ・郵送(クリックポスト送料185円) ■お問い合わせ・ご注文は「CONTACT」よりご連絡ください。 https://thebase.com/inquiry/nekoniengawa-official-ec ■バックナンバー一覧「ビッグイシュー日本版」公式サイト https://www.bigissue.jp/backnumber サイト内検索をご活用ください ※公式サイトにてSOLD OUTの商品はご注文できません
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【新刊】小説 咲夜姫
¥1,430
山口歌糸 (著) 静岡新聞社 (編集) 百年に一度咲くという、竹の花にも似た美しく儚い命。出逢った男に託されたのは人の世の希望だった−。荒ぶる山、富士を背景に描く新説「竹取物語」。 頃は江戸時代半ば、富士山の麓に竹細工を生業にする男がいた。ある日、竹林で不吉とされる竹の花を目にする。得体のしれぬ不安に駆られ独り住まいのあばら家に逃げ帰ると、そこには目の覚めるような美しい幼女がぽつねんと座っていた―。古事記の神話や竹取物語の伝承を下敷きに、神と人、そして荒ぶる山が織りなすドラマが展開する。 著者プロフィール 山口歌糸 神奈川県川崎市生まれ。書店員などの職を経て、2019年にフリーライターとして独立。2020年「竹取の赫野姫、古事記の佐久夜毘売」で市民文芸ふじのみや第46号随筆の部優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) X(旧Twitter) https://twitter.com/OfficeUtaito note https://note.com/utaito2020/
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【新刊】ある水脈と石川三四郎(虹霓社)
¥3,960
山口 晃ヤマグチ アキラ(著/文) 発行:虹霓社 4-6 510ページ 価格 3,600円+税 『ヘンリー・ソロー全日記』訳者・山口晃の初著作、思想家・石川三四郎を新たに読み解いた力作 幸徳秋水、大杉栄と並ぶアナキズム運動の先駆者の一人と称せられる石川三四郎。その石川が出会った〝ある水脈〟。田中正造、エドワード・カーペンター、ヘンリー・ソロー、椎名其二、中西悟堂、金子きみ、唐沢隆三…そしてエリゼ・ルクリュ。 『ヘンリー・ソロー全日記』や『コンコード川とメリマック川の一週間』(而立書房)、『ソロー日記』 春夏秋冬全4巻(彩流社)など、ソローの翻訳で知られる山口晃による初の書き下ろし。 石川三四郎を従来の「アナキズム」「社会主義」では括らず、「身体」「草鞋」「さすらい」「居場所」「裸」などのキーワードを軸に、石川が出会った人々を通して思想家ではない石川三四郎像を描く。石川論の新しい地平。 <四六判:510頁> 目次 Ⅰ ある水脈との出会い 一 土民生活 二 保守 Ⅱ 水脈の傍らで 一味 原風景としての帆船 「妹の力」 斧吉と観音さま 二人の異邦人 モロッコの光と影のなかで なりわいと椎名其二 武蔵野と中西悟堂 裸 歌集『草』出版のあとさき 『ディナミック』から『柳』へ さすらいと居場所 泉をつなぐ地下水脈 思想でない、ある水脈 補記 踊りながら 補記Ⅱ 東洋の穏やかな呼吸―軽さとおおらかさ― 前書きなど 四十年ほど前、子供が二歳くらいの頃、昼間、毎日時間があり、双子だったので自転車の前と後ろに乗せ公園に行っていた。しばらくするといっしょに歩いて行った。公園に碑があった。「私は何時も永遠を思ふが故に、時間を限った成業を願はない」と刻んであった。このとき郷土の人、石川三四郎について、私は何も知らなかった。 それから七、八年後であったろうか、町の図書館から石川三四郎宛の外国人書簡の整理を頼まれた。たまたま私が少しフランス語と英語が読めたからであった。日本人の書簡も含め、整理しながら面白い人だなと思った。 数年して資料などを紹介する『木学舎便り―石川三四郎研究個人誌』というのを手作りで作り始めた(一九九七年九月が第一号)。十年続けて、第八号(二〇〇七年四月)で終わりとなった。 それから十数年がたった。柿の木から落ちやや大きなけがをして、一カ月ずっと寝ていた。毎日仰向けになって万葉集を読んでいた。気がつくと石川三四郎のことを再び考えていた。いままでと違って、この人はある水脈に出会った人だったのだな、と思った。私たち一人一人と同じように佇み、歩く人であった。永遠を見つめながら。 (「はじめに」より) 版元から一言 石川三四郎といえばアナキストというのが一般的です。確かに「アナキスト」であることは間違いないのですが、でもそれだけではこの人物のほんの一部分しか表してないなとずっと思ってきました。2020年に復刊した石川三四郎の評伝『石川三四郎 魂の導師』の著者である大澤正道さんから、版元がなかなか見つからないという原稿を紹介されました。それがこの本の元となる原稿でした。 山口晃さんといえばヘンリー・ソローの翻訳ですが、私にとって山口さんは『木学舎便り 石川三四郎研究個人誌』の人でした。原稿を読んで感動しました。これこそ私が感じていた石川三四郎だ、と。石川三四郎は大逆事件後の日本を脱出して渡欧した際に職探しをするのですが、英語ができた石川は語学や教育関係の仕事ならすぐ見つかるはずでした。しかし、石川がある職にこだわったために難航します。その職とはサンダル(革草鞋)工場と農園。山口さんは、そこから見えてくる石川三四郎にこだわり続けたのです。だからこそ、これまでにない石川三四郎が見えてきた。ある水脈に出会った石川三四郎。それは特別な水脈ではなく、いつの時代でもどんな場所でも耳をすませば聞こえてくる水脈。山口晃も出会った。あなたにもその水脈に出会ってほしいと心から願っています。 著者プロフィール 山口 晃 (ヤマグチ アキラ) (著/文) 1945年、埼玉県本庄に生まれる。『木学舎便り 石川三四郎研究個人誌』(1997~2007年、全8巻)、『木菟庵便り Thoreauvian notes』(2012~18年、全10巻)、『月の便り ある水脈の傍らで』(2012年より、年2回刊行中)、いずれも個人誌。20年ほど前から、1日のうち3分の1は農作業、大工仕事をし、残りの時間はヘンリー・ソロー全日記を訳している。H・Sソルト『ヘンリー・ソローの暮らし』(風行社)、ソロー『コンコード川とメリマック川の一週間』(而立書房)、『ソロー日記』 春夏秋冬全4巻(彩流社)を訳してきた。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】シリーズ紙礫18血の九月
¥2,200
皓星社編集部コウセイシャヘンシュウブ(編集) 発行:皓星社 4-6 368ページ 並製 紹介 関東大震災は、被災者が朝鮮人を襲った人災として記憶される。 震災後、その教訓から東京市長後藤新平は、大防災都市・東京を建設しようとした。 しかし、虐殺事件は公的調査もなく再発防止の対策は何も取られていない。現在のヘイトスピーチの横行、入管法の改悪などは、失政への不満を再び異質なものや弱者への迫害差別に誘導しようとする悪意が垣間見える。 歴史に恥じない行為は、歴史を直視することから始まる。 シリーズ紙礫第18弾は、関東大震災における朝鮮人・日本の社会主義者たちの虐殺を描いた作品を集めた。震災直後に書かれた数少ない朝鮮人・社会主義者の虐殺を真正面から取り上げた表題作、かわぐちかいじが大杉栄・伊藤野枝虐殺を描いた「謀殺大尉」、中川五郎が虐殺を唄い継ぐ「朝鮮人虐殺三部作」(YoutubeへのQRコード付き)で構成される。 目次 「謀殺大尉 甘粕正彦」かわぐちかいじ 「朝鮮人虐殺三部作」中川五郎 「ゆらぐ大地」江馬修 「血の九月」江馬修 * 解説 皓星社編集部 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】シリーズ紙礫17文豪たちの関東大震災
¥2,200
児玉 千尋コダマ チヒロ(編集) 発行:皓星社 4-6 368ページ 並製 紹介 芥川龍之介とその妻の目から見た発生当時の状況。室生犀星、川端康成の目に映じた芥川。京都から被災地・東京へ向かう志賀直哉。泉鏡花の避難模様。竹久夢二、宮武外骨によるルポ。尾崎士郎が書いたモデル小説と、同棲していた宇野千代が見た実態……。関東大震災に関する小説や随筆、短歌、詩、戯曲、体験記などを集めました。俳優・沢田正二郎の体験記「難に克つ」や、在日朝鮮人を主人公にした異色作「皮肉な報酬」(加藤一夫)も収録。 編者による40頁に及ぶ解説、「関東大震災」関連雑誌記事リストに加え、さらに「関東大震災」に関する作品を読みたい人のために、延べ2000タイトルに及ぶ関連作品リスト(「図書」「雑誌」「アンソロジー」の3部構成)へのQRコードを付けました。 目次 芥川龍之介「大震雑記」 芥川龍之介「大震前後」 芥川文「追想 芥川龍之介(抄)」 室生犀星「杏っ子(抄)」 川端康成「大火見物」 川端康成「芥川龍之介氏と吉原」 志賀直哉「震災見舞(日記)」 与謝野晶子「悪夢」十首 与謝野鉄幹「震災」十首など 竹久夢二「東京災難画信(抄)」 谷崎潤一郎「全滅の箱根を奇蹟的に免れて」 宇野千代「生きて行く私(抄)」 尾崎士郎「凶夢(抄)」 泉鏡花「露宿」 岡本一平「かの子と観世音(抄)」 岡本かの子「鎌倉にて遭難」十首 内田百閒「入道雲」 内田百閒「長春香」 井伏鱒二「荻窪風土記(抄)―関東大震災直後・震災避難民―」 宮武外骨「震災画報(抄)」 菊池寛「火の子を浴びつつ神田橋一つ橋間を脱走す」 菊池寛「震災余譚(一幕)」 横光利一「転換期の文学(抄)」 横光利一「汚ない家」 沢田正二郎「難に克つ」 西条八十「エプロンの儘で」 西条八十「大震災の一夜」 加藤一夫「皮肉な報酬」 著者プロフィール 児玉 千尋 (コダマ チヒロ) (編集) 東京都生まれ。成蹊大学文学部日本文学科を卒業後、中央大学大学院文学部史学科西洋史学専攻博士前期課程を修了。現在は大学図書館司書で、東京大学総合図書館、東京国立博物館、国立国会図書館、成蹊大学、共立女子大学等に勤務した。 成蹊大学文学部紀要『成蹊國文』に「関東大震災と文豪 : 成蹊大学図書館の展示から」(2014年)、「紹介・成蹊大学図書館所蔵『丹鶴叢書』」(2016年)を寄稿。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】新しい女は瞬間である 尾竹紅吉/富本一枝著作集
¥2,970
尾竹 紅吉 (著), 足立 元 (編) 大正時代、フェミニズムを説き、アートを説き、女であることを諦めなかった芸術家、尾竹紅吉こと富本一枝。彼女の詩、小説、童話、随筆、評論などを収録する。解説、年譜・著作目録付き。【「TRC MARC」の商品解説】 大正時代、フェミニズムを説き、アートを説き、女であることを諦めなかった一人の芸術家がいた。 生前に一冊の著書もなく、これまで埋もれてきた「新しい女」初の著作集。 尾竹紅吉(本名・富本一枝)は、1912年青鞜社に入社、雑誌『青鞜』へ表紙絵、詩、随筆を寄稿し、大正時代の開始とともに積極的に活動をはじめた文筆家です。また、12回巽画会展覧会に入賞するなど、その基盤には画家としての素養が深く根付いていました。しかし、女を愛し、バーや遊郭を取材するなど、その自由奔放なふるまいから「新しい女」として世間のバッシングを受け、『青鞜』をわずか9ヶ月で去らざるを得ませんでした。 彼女はその後、自らの絵で得た資金を元手に雑誌『番紅花(さふらん)』を起こしますが、結婚・育児に忙殺される中で自身の執筆より社会や女性運動の支援に回っていくようになります。 それゆえ、研究対象として光を浴びる機会が少なく、優れた文章を多く残しながらも著書は没後に刊行された童話のみでした。 尾竹生誕130周年の今年、時代を先駆け、美術と言葉の領域を力強くとびこえてみせた思考を、詩・小説・エッセイなどその多彩な作品を通して追います。 女性と男性に分けられない性の悩み、 メディアの炎上に焼かれる悔しさ、 田舎で創造的に暮らすこと、 家庭労働のために十分に自分の仕事ができない葛藤、 自分を差し置いて仲間に手を差し伸べること、 そして戦争への流れを止めることができなかったこと……。 一枝が向き合い、苦しんだものごとは、同時代の人々に比べても時代を先駆けていた。 そのことが、彼女を過去よりも現在に近い存在として引き寄せる。(解説より) 出版社: 皓星社 サイズ:19cm/363p 発売日:2023/08/18 利用対象:一般 ISBN:978-4-7744-0795-1 目次 はじめに 第Ⅰ部 創作(詩・小説・童話) 第Ⅱ部 随筆(自身のこと・思い出) 第Ⅲ部 評論(他者・社会のこと) 第Ⅳ部 インタビュー 解説 祖母のこと 海藤隆吉 今日の芸術家としての尾竹紅吉/富本一枝 足立 元
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つげ義春缶バッジ「ねじ式/少年」(四角)
¥500
つげ義春公認グッズ 台紙(ねじ式ポストカード)付き ・図柄:「ねじ式/少年」 ・サイズ:44×70mm(角丸長方形) ・タイプ:フックピン 製作:虹霓社
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つげ義春缶バッジNEW「ねじ式/ねじ」(38mm)
¥300
つげ義春公認グッズ ・図柄:「ねじ式/ねじ」 ・サイズ:38mm(丸型) ・タイプ:フックピン 製作:虹霓社
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つげ義春缶バッジNEW「赤い花A」(38mm)
¥300
つげ義春公認グッズ ・図柄:「赤い花B」 ・サイズ:38mm(丸型) ・タイプ:フックピン 製作:虹霓社
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つげ義春缶バッジNEW「赤い花B」(38mm)
¥300
つげ義春公認グッズ ・図柄:「赤い花B」 ・サイズ:38mm(丸型) ・タイプ:フックピン 製作:虹霓社
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つげ義春手拭 ねじ式 其ノ壱
¥1,680
SOLD OUT
つげ義春公認グッズ 製作:虹霓社 【商品仕様】 ●長さ:90cm×巾:36cm ●素材:綿100%/日本製(生成) ●技法:手捺染 ●色:黒、けしむらさき ★つげ義春デビュー60周年記念「手拭(てぬぐい)」第一弾「ねじ式 其ノ壱」★ つげ義春氏が自らデザインを手がけたオリジナル公式グッズ。虹霓社の手拭のために書き下ろし原画を制作、人物以外は(ほぼ)つげ氏自らペンを入れていただくという、デビュー60周年(2014年)に相応しい逸品。漫画作品にはないオリジナル画を、ぜひお手元でご実感ください。 ★手拭の製法は「手捺染」、原画を細部まで表現★ 手拭の技法は手捺染(てなっせん)と言い、色糊をへらで生地に刷り込んでいく製法。 伝統的な技法である注染では難しい細かい柄も表現が可能に。 通常、この製法は裏面が白くなりますが、当社が依頼する四国の工房では1枚づつ丁寧に刷り込んでいく事で、それらの問題もクリアしました。ぜひそのこだわりの製法をお確かめください。 【取り扱い上のご注意】 端は切りっぱなしのため、お使い始めはほつれがありますが、自然に落ちつきます。 染料の特性上、水洗いや摩擦により色落ちする事がございますのでご注意ください。 洗濯は出来るだけ手洗いで行い、漂白剤やドライクリーニングのご使用はお避け下さい。 【商品画像について】 お客様のパソコンのモニターの特性や設定により、商品の色や素材感については若干実物との違いが生じる場合がございます。
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【新刊】『Weißer Traum/白い夢』寺村摩耶子エッセイ特製カード付(虹霓社)
¥1,620
『Weißer Traum/白い夢』寺村摩耶子エッセイ特製カード付 サイズ:A4(本文20P) 仕様:糸ミシン中綴じ(色:シルバー) 用紙:表紙=コットン ミッドナイトブルー291g、本文=コットン スノーホワイト 116.3g 発行:2019年4月3日 初版1刷100部 2019年7月10日 2版 発行:虹霓社 ひさしぶりに本物の闇に出会ったような気がした。 遠い昔に失われてしまった闇の世界が 白い夢に照らしだされて光りだす。 私は骸骨の美女に恋をした。 ・・・・・寺村摩耶子(エッセイスト、絵本研究者) かつての“瑠璃シリーズ”とは、幾らか位相の違うイメージを喚起してくれたからだ。賢治的宇宙、足穂的宇宙から超え出て、埴谷的世界、そしてつげ義春的世界へと、山田勇男の視線が凝集していったからだといいたい気がする ・・・・・久保隆(評論家)http://kubo1123.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-d38b88.html ヤマヴィカ世界の新たなる地平、再始動。 ヨーロッパを拠点に、8ミリフィルムにこだわり続ける稀有な映像作家・山田勇男氏の新たな幻想譚『白い夢』が、ドイツより到着しました。挿絵、書き文字(ヤマヴィカフォント)、映像と既存の枠に収まりきらない多彩な活動を続ける山田勇男氏の新作は漫画。漫画としては、2013年に発表された「午前三時に蝋燭の火が蒼ざめる」以来、6年ぶりの新作となります。 きっかけは、つげ義春さんとご一緒したある席でのこと。 「社会人の仲間入りをした二十歳を過ぎたあたりに、此の世に生きていくのがつらく、函館にあるトラピスト男子修道院に入って、俗世間を離れ、沈黙と祈りの生活に憧れた話しをさせてもらったところ、つげさんも中学生の頃、家に居るのがつらく、いつも通る高い塀のその向うに修道院があり、そこで暮していたかった話をしてくれた」「その時の話のくだりで突然私は、修道院をモチーフに漫画を描きます、と、つげさんの前で勝手に宣言してしまった」 *本書あとがき「生活に夢を持たない人が童話を書けるとタルホが言った。」より 「漫画」と記載しているものの、しっかりした厚紙の表紙と画用紙のような本文から来る印象は「漫画」というよりもまるで「画集」のような仕上がりに。 【山田勇男(やまだ いさお)】 1952年、北海道生まれ。 74年、演劇実験室天井棧敷に入団。寺山修司監督作品映画の美術・衣装デザ インを担当。77年、札幌にて漫画家・故湊谷夢吉らと銀河画報社映画倶楽部を結成。 稲垣足穂の『一千一秒物語』をモチーフに製作した処女作『スバルの夜』以来、現在まで8mmフィルムを中心に100本を超える作品を制作。国内外で特集上映が組まれ、作品は美術館や大学に収蔵されている。 劇場映画の監督作品は、『アンモナイトのささやきを聞いた』(1992、カンヌ国際映画祭招待)、つげ義春原作『蒸発旅日記』(2003)、『シュトルム・ウント・ドランクッ』(2014)。 書籍は『夢のフィールド』(1992/イメージ・ガレリオ)、『星のフラグメント』(2003/ワイズ出版)、『戯れ』(2008/北冬書房)、『人魚』(2013/同前)、『ヤマヴィカ宇宙學』(2014/虹霓社)、『ヤマヴィカ宇宙學 II』(2015/同前) 、最近のDVDに『山田勇男・湊谷夢吉共同演出 銀河画報社映画倶楽部全作品集』 (2018/虹霓社)、三部作 『影の輪郭』『夢の遠足』『光の韻律』(2018/October Light)がある。 公式サイトwww.yamavicascope.com