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【新刊】『退屈をあげる』坂本千明(サイン入り)
¥1,430
文・絵:坂本千明 出版社:青土社 発行年(第1刷):2017年10月25日 サイズ:13.5 x 0.7 x 18.7 cm *第11版 *1冊ずつ異なるサインが入っています しずかで美しい、かけがえのない日々―― 「この愛しい退屈は ずっとつづくのだと思う」 イラストレーターで紙版画作家の著者が、 愛猫「楳」の視点で出会いと別れを描く画文集。 冬のつめたい雨の日に拾われた、一匹の猫(あたし)。 こわい外の世界に比べたら家猫の生活はとても退屈だったけれど、 大好きなお日さまが照らしてくれると機嫌がいい。 そんなある日、黒くて小さなやつらが現れた。そして―― 紙版画のあたたかなモノクロームの絵は、 ノスタルジーとともに、わたしたちをやさしい世界へと連れて行ってくれる。 私家版としてつくられた冊子は、感想がSNSなどで広がり大きな話題となった。 待望の書籍化。 ---------------------------------------- ごはんたべて ねて うんちして くり返し この愛しい退屈は ずっとつづくのだと思う なんて美しく、尊い退屈なのだろう。 ――西加奈子 猫を飼うなら、かわいさと引き換えに、必ず来る哀しい感情。それを淡々とした文章と、紙版画の素朴な味わいが柔らかく包み込む。優しいな。 ――松尾スズキ 愛猫とのかけがえのない日々を綴った話題の詩画集、待望の書籍化!エッセイ「幻の猫」収録。 著者プロフィール 坂本千明(さかもと・ちあき) 一九七一年生まれ。イラストレーター/紙版画作家。青森県出身。東海大学教養学部芸術学科デザイン学過程卒業。大学在学中よりイラストレーターとしての活動を開始。二〇〇九年より紙版画の手法を用いた作品制作を始め、同時に猫との暮らしが始まる。現在は展示や書籍の挿画などで活躍中。 本書に登場する「黒くて小さなやつら」(現在五歳)と東京在住。 (青土社WEBサイトより) https://sakamoto5.exblog.jp/ 同著者の本 【新刊】自費出版『ねこのねえ』坂本千明(サイン入り) https://shoshi.nekoniengawa.net/items/83530860
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【新刊】自費出版『ねこのねえ』坂本千明(サイン入り)
¥1,650
文・絵:坂本千明 デザイン:松本裕子 発行者:坂本千明 発行年(第1刷):2022年3月17日 サイズ:148x148mm仕様:並製本/フランス表紙/32p *第6刷 *1冊ずつ異なるサインが入っています *坂本さんより、制作費を除いた売り上げの一部が犬猫の保護活動への寄付されます。 これまでの寄付のご報告はこちらでご覧いただけます。 → https://sakamoto5.exblog.jp/32561586/ 著者プロフィール 坂本 千明(Sakamoto Chiaki) イラストレーター。青森県出身。 東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程卒業。 大学在学中よりイラストレーターとして活動を始め、2009年より紙版画の手法を用いる。 2014年から私家本として制作していた『退屈をあげる』を2017年10月に青土社より新装版として刊行。 絵本『おべんとう たべたいな』(2018年/岩崎書店) 絵本『ぼくはいしころ』(2020/岩崎書店) 『ねこのねえ』(2022/自主制作) 松尾スズキ「人生の謎について」挿画制作、 斉藤和義『55 STONES』アルバムジャケットの版画制作など。 黒猫姉妹のかたわれ煤と新入り宵と東京在住。 (坂本千明さんブログより転載) https://sakamoto5.exblog.jp/ 同著者の本 【新刊】『退屈をあげる』坂本千明(サイン入り) https://shoshi.nekoniengawa.net/items/91138491
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【新刊】猫の病気のサインがわかる図鑑 ~体調不良や痛みを見逃さないために
¥2,222
猫の病気のサインがわかる図鑑 ~体調不良や痛みを見逃さないために 服部 幸(監修)ねこねっこ(構成) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ11mm 重さ 220g 160ページ 並製 紹介 猫は、不調や痛みを隠したがる動物です。 それゆえ病気の発見が遅れがちで 動物病院を訪れる頃には すでに病気が進行してしまっていた ということが多々あります。 そこで本書では、猫の見た目や行動から 発せられるSOSのサイン(症状)と そのサインから考えられる原因を 全ページカラーで読みやすくまとめました。 「ちょっと変?」「いつもと違う」と いち早く気づいて行動に移すために。 とくに命に関わる事態を見逃さないために。 さっと手に取って異変を確認する 1冊としてご活用ください。 この図鑑が、猫の苦しみと 飼い主さんの後悔を減らす お守りとなりますように。 目次 序章 愛猫の異変にいち早く気づくために 1章 体の状態・行動 2章 おしっこ 3章 吐く・ウンチ 4章 目・鼻・耳・口 5章 皮膚・毛 に現れる病気のサインを解説 前書きなど ~本書の目的~ この本は、体調不良や痛みを抱えている猫の体から発せられている“SOS”のサイン(症状)と、そこから考えられる原因を、猫といっしょに暮らす方へまとめてお届けする目的で制作しました。 猫は、弱みを見せまいと不調を隠したがる動物です。それゆえ病気の発見が遅れがちで、動物病院を訪れる頃には悪化してしまっていることも多々あります。愛猫の様子から「ちょっと変?」「いつもと違う」といち早く気づいて行動に移せるように。さっと手に取って確認する1冊としてご活用ください。以下、飼い主さんがおさえておきたい3つのポイントです。 1)猫の病気のサインを「知る」 猫の体や行動に現れる異変を具体的に知っておくと、「これは病気かも……」と、疑えるようになります。症状として表に出てくる頃には病気が進行しているケースも珍しくありませんが、早期発見・受診することで治療を施したり、仮に治せない病気であっても進行を抑えたり、苦痛を緩和したりすることにつながります。 2)命に関わる病変を「見逃さない」 「なんか元気ない?」「やせたね」「最近よく吐くね」「これって咳(せき)?」。軽い体調不良だろうと思い込むうちに、急速に命が危ぶまれる状況にまで陥りやすいのが、猫の病気の特徴でもあります。「ちょっと様子を見ていた」ことによって、命運が分かれてしまいます。人の感覚で考えず、「猫にとっては緊急事態」を見逃さないように。 3)必要な情報を獣医師に「伝える」 愛猫の具合が悪い時に「いつもの様子と違う」と最初にわかるのは、獣医師ではなく、一番そばで見守っている飼い主さんです。そして自宅でしかわからない情報は、獣医師が原因を絞って治療へのステップにつなげるための重要な手がかりとなります。動物病院でできるだけ多くのヒントを渡すための「伝え方」も大事です。 版元から一言 猫の不調、とくに命にかかわる病変に いち早く気づいて対応できるようになる情報が、 写真と図解たっぷりに詰まっています。 全ページカラーで、症状ごとに区切った 読みやすくて、くわしい構成の実用書です。 飾りたくなる、かわいい猫のイラストの表紙が目印。 税込2222(ニャンニャンニャンニャン)円。 発売日は、2月22日=猫の日。 著者プロフィール 服部 幸 (ハットリ ユキ) (監修) 「東京猫医療センター」(東京都江東区)院長。「ねこ医学会(JSFM)」副会長。 2005年から猫専門病院の院長を務め、2012年に東京猫医療センターを開院。 2013年、 国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。東京猫医療センターの1年間(2022年)の猫の診察件数は、1万8000件以上。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑 ~誤食と中毒からあなたの猫を守るために
¥2,222
服部 幸(監修)霜田 有沙(イラスト) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ12mm 160ページ 並製 紹介 完全室内飼いが浸透しつつある今、猫も人と同じ空間でさまざまなものに囲まれて暮らすようになりました。そうした背景もあり、猫が本来は口にしない “異物”を食べてしまう「誤食」が、家の中で最も多く起きる重大な事故となっています。 異物は時間が経てば排泄されることもありますが、麻酔をかけて内視鏡で摘出したり、開腹手術が必要になったりすることも、決してめずらしくありません。しかも、飼い主さんが誤食に気づかず、ひっそりと静かに事故が起きているケースが後を絶ちません。 また、人よりもずっと体が小さく、代謝のしくみが異なる動物である猫にとっては有害となる食品や植物、家庭用品もあります。中には犬よりも猫のほうが、中毒症状が強く現れる成分を含む物も。 このように猫には猫の誤食・中毒の特徴があり、さらに人の暮らしの変化に合わせて猫が口にしやすい物も変わってきています。だからこそ、「今の猫の暮らし」に沿った対応が必要になってきています。 そこで本書は、食べると腸閉塞や胃腸障害を起こしやすい家の中の物や、中毒を起こす食品・飲料・観葉植物・花・化学製品等を国内外の調査や報告をまじえて紹介します。 起きてしまった事故に冷静に対応して早めに動物病院で処置を受けることも大切です。しかし、それよりも、何が猫に脅威となるのか知って遠ざけ、誤食・中毒の事故を未然に防ぐのが最善策です。 ーーあなたの猫を、身近にある危険から守るために。 目次 序章 猫の誤食と中毒 ●猫の誤食・中毒の傾向を知ろう ●口にした?と思ったら、状況別の対応を ●誤食時のおもな診断と治療 1章 猫が食べると危ない食品 2章 猫が食べると危ない植物 3章 猫が食べると危ない家の中の物 |誤食編 4章 猫が食べると危ない家の中の物 |中毒編 Column 人が食べるものを与えるなら気をつけたいこと 魚/肉・卵/乳製品/野菜・フルーツ Column 猫に「安全な」植物ってあるの? Column 家庭用殺虫・防虫剤の注意点 Column 室内に潜む危険から猫を守ろう 著者プロフィール 服部 幸 (ハットリ ユキ) (監修) 東京猫医療センター(東京都江東区)院長。JSFM(ねこ医学会)CFC理事。 北里大獣医学部卒。2005年から猫専門病院院長を務める。2012年に東京猫医療センターを開院。2013年、国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。おもな著書に『猫からのおねがい 猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし』(監修・ねこねっこ)、『猫を極める本』(インターズー)など。昨年(2020年)に東京猫医療センターで診察した猫は1万7000匹以上。 霜田 有沙 (シモダ アリサ) (イラスト) 2013年東京造形大学卒業。絵本の1ページのような物語のあるイラストを手掛けている。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】 猫の「がん」 ~正しく知って、向き合う
¥2,299
小林哲也(監修) 発行:ねこねっこ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ8mm 重さ 220g 112ページ 並製 紹介 今や「がん(悪性腫瘍)」は、人だけでなく、猫にとっても、代表的な死因となっています。 その背景には、室内だけで飼う猫の増加によって、感染症や交通事故などで命を落とすケースが減り、平均寿命が伸びていることがあります。こうした高齢化は、猫が家族の一員のように健康管理を受け、最期を迎える日まで大切にされて過ごしている表れですが、一方で、がんにかかる猫が増えるというジレンマが生じています。 ーーでは、もしも愛猫が「がん」になったら? 想像するだけで悲嘆に暮れてしまうという方も、今まさに愛猫が闘病のさなかという方もいるかと思います。がんは最強の部類に入る病気だけに、痛みを言葉にできない猫に寄り添う人の心にも不安が押し寄せます。「何とか救ってあげたい」「できるだけのことをしてあげたい」。だからこそ、必死に情報を集めたくなることでしょう。 しかし、インターネットに飛び交う動物のがんの情報には、犬には当てはまっても猫には当てはまらないものや、効果の確証がまだ得られていない治療法が溢れ、「何が正しく、何が間違っているのか」が大変わかりにくくなっています。ひとたび情報の波に溺れてしまえば、かえって不安が増したり、治せるがんも治せなくなってしまう可能性があります。 このような現状を踏まえて、飼い主さんが猫のがんの正しい知識にアクセスできるようにと考えたのが、本書を制作した目的です。日々がんを患う動物の診療にあたり、有効性の高い治療法の開発にも取り組む獣医臨床腫瘍学の第一人者・小林哲也先生による全面監修のもと、猫のがんの特徴、できる予防と早期発見、検査、根治と緩和の治療法を、図解や写真をまじえて丁寧に解説します。 かけがえのない命と向き合うために。飼い主さんの心の支えとしても、本書を有効に活用していただければ幸いです。 目次 目次(予定) 【1章 猫の「がん」を理解する】 ●猫の「がん」ってどんな病気? ●猫の「がん」ができる部位 【2章 「がん」の発見と診療の流れ】 ●がんを早期に発見・治療するには ●がん診療には3つのステップがある Step1診断 Step2転移・広がり具合・持病の検査 Step3治療 ・自宅でできる健康チェックリスト 【3章 猫がかかりやすい「がん」】 ●猫に多い代表的な5つのがん ●乳がん:2cm以内の早期発見・早期治療がカギ ●リンパ腫:多くのサブタイプがあるリンパ球のがん ●肥満細胞腫:皮膚型と、おもに脾臓にできる内臓型がある ●扁平上皮がん:口の中にできるがんで最も多い ●注射部位肉腫 :注射部位に発生するがん ●その他のがん ・乳がんチェックマッサージ 【4章 猫の「がん」治療を知る】 ●がん治療の基本は三大治療法 ●手術でがんを切り取る「外科療法」 ●がん細胞を薬で攻撃する「化学療法」 ●がん細胞を根絶させる「放射線療法」 ●がんと共存する「緩和治療」 痛みの緩和/栄養サポート/苦しさの緩和 【5章 闘病の不安を和らげるために】 ●~気になることを聞いてみました~ 教えて! 小林先生(回答:小林哲也先生) ●~飼い主さん自身の心のケアを考える~ 愛猫のがん闘病との向き合い方 (インタビュー:中森あづさ先生/日本小動物がんセンター カウンセリング科 科長) ・私と愛猫のがん闘病生活 前書きなど 今や「がん(悪性腫瘍)」は、人だけでなく、猫にとっても、代表的な死因となっています。 その背景には、室内だけで飼う猫の増加によって、感染症や交通事故などで命を落とすケースが減り、平均寿命が伸びていることがあります。こうした高齢化は、猫が家族の一員のように健康管理を受け、最期を迎える日まで大切にされて過ごしている表れですが、一方で、がんにかかる猫が増えるというジレンマを生じています。 ーーでは、もしも愛猫が「がん」になったら? 想像するだけで悲嘆に暮れてしまうという方も、今まさに愛猫が闘病のさなかという方もいるかと思います。がんは最強の部類に入る病気だけに、痛みを言葉にできない猫に寄り添う人の心にも不安が押し寄せます。「何とか救ってあげたい」「できるだけのことをしてあげたい」。だからこそ、必死に情報を集めたくなることでしょう。 しかし、インターネットに飛び交う動物のがんの情報には、犬には当てはまっても猫には当てはまらないものや、効果の確証がまだ得られていない治療法があふれ、「何が正しく、何が間違っているのか」が大変わかりにくくなっています。ひとたび情報の波に溺れてしまえば、かえって不安が増したり、治せるがんも治せなくなってしまう可能性があります。 このような現状を踏まえて、飼い主さんが猫のがんの正しい知識にアクセスできるようにと考えたのが、本書を制作した目的です。日々がんを患う動物の診療にあたり、有効性の高い治療法の開発にも取り組む獣医臨床腫瘍学の第一人者・小林哲也先生による全面監修のもと、猫のがんの特徴、できる予防と早期発見、検査、根治と緩和の治療法を、図解や写真をまじえて丁寧に解説します。 かけがえのない命と向き合うために。心の支えとしても、本書を有効に活用していただければ幸いです。 版元から一言 臨床獣医腫瘍学の第一人者である小林哲也先生 (日本小動物がんセンター センター長)による全面監修のもと 猫のがん(悪性腫瘍)を丁寧に解説しています。 フルカラーで図版やイラスト、写真をたくさん使い、 飼い主さんにもわかりやすい一冊となっています。 エビデンスに基づいた正しいがんの知識を、 愛猫のために役立ていただければ幸いです。 著者プロフィール 小林哲也 (コバヤシテツヤ) (監修) 公益財団法人日本小動物医療センター付属 日本小動物がんセンター センター長。一般社団法人獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)代表理事。乳がんで苦しむ猫をゼロにするプロジェクト「キャットリボン運動」を展開し、獣医師・飼い主さんに向けて猫の乳がんの正しい知識の普及啓発を行っている。 <経歴> 2001年:米国獣医内科学専門医(腫瘍学)として認定(日本人第1号) 2002年4月~日本獣医生命科学大学非常勤講師 2011年~日本獣医学専門医奨学基金(JFVSS) 代表理事 2014年~ねこ医学会(JSFM)理事 2015年~アジア獣医内科学専門医(小動物) 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】猫の介護ハンドブック ~気持ちに寄り添う緩和ケア・ターミナルケア・看取り
¥2,222
江本宏平(監修)入交眞巳(特集監修)ねこねっこ(構成) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ13mm 重さ 250g 176ページ 紹介 室内で暮らす猫の寿命は伸び続け、平均寿命を調べた統計では、いよいよ16才を超えました。そんな「猫も高齢化」の時代、動物愛護の機運の高まりもあり、年を重ねた猫を最期まで大切にお世話する考え方も定着しつつあります。 ※16.22才。一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」より その一方で、猫が老化や重い病気で十分に体を動かせなくなってきてからの自宅でのケアの情報や介護サービスの普及が追いついていない課題があります。とりわけ猫は、見慣れぬ人や環境を苦手としやすい気質から、他者へお世話を頼りにくい動物です。動物病院で検査や治療を受けさせながらも、自宅では「食べてくれない」「投薬や看護的なケアに抵抗する」姿を前に心をすり減らし、何とかできないかと手探りで対応する。そのような方々の迷いや悩みが、インターネット上でも散見されます。 近づくお別れを覚悟して悲しみに暮れながら過ごす方もいれば、終わりが見えない介護に疲れ切ってしまう方もいます。本書の制作も、実際に愛猫の看取りを経験した飼い主さんたちからの強い要望が、きっかけとなっています。 --この本を出版する目的は、大きく2つあります。 1つめの目的は「支え」です。今、まさに愛猫を介護している方に実践的な情報を丁寧にお伝えし、精神面をサポートできたらと考えています。 本書は、在宅での緩和ケア・ターミナルケアに心血を注いできた往診専門の獣医師・江本宏平先生による監修のもと、介護の具体的な“方法”と介護期の猫との“向き合い方”をまとめています。猫の看取りに直面する飼い主さんと対話し、心に寄り添ってきた獣医師によるアドバイスは、きっと猫と人の双方にとって力強い支えとなるはずです。 さらに、夜鳴きやトイレ以外での排泄といった問題行動、認知症のような症状など、飼い主さんが追い詰められやすい高齢猫の困りごとを特集しています。獣医行動学のスペシャリスト・入交眞巳先生をアドバイザーに迎え、これらの行動の理由や対応をくわしく解説します。 2つめの目的は「備え」です。健康な猫の飼い主さんや、これから猫を迎えたいと検討中の方も、ぜひ一度、老化や病気で弱っていく未来の猫の姿と、介護にあたるご自身・家族の姿を想像してみてください。そして、その時が訪れるまでの準備に、本書をご活用いただければ幸いです。 【目次】 序章 猫の介護 1章 食欲が落ちた・食べない猫のサポート 2章 脱水を防ぐ水分補給と皮下点滴 3章 QOLを保つ環境の工夫とお世話 4章 様子を見てはいけない症状 5章 緩和ケアと薬の飲ませ方 6章 ターミナルケアと最期の日々 ★特集 どう向き合えばいい? 夜鳴き&排泄の失敗トラブル 悩ましい高齢猫の問題行動と認知症 アドバイス:入交眞巳(米国獣医行動学専門医) 目次 序章 猫の介護 1章 食欲が落ちた・食べない猫のサポート 2章 脱水を防ぐ水分補給と皮下点滴 3章 QOLを保つ環境の工夫とお世話 4章 様子を見てはいけない症状 5章 緩和ケアと薬の飲ませ方 6章 ターミナルケアと最期の日々 ★特集 どう向き合えばいい? 夜鳴き&排泄の失敗トラブル 悩ましい高齢猫の問題行動と認知症 アドバイス:入交眞巳(米国獣医行動学専門医) 著者プロフィール 江本宏平 (エモトコウヘイ) (監修) 往診専門動物病院 わんにゃん保健室 院長。高齢動物医療福祉協会 代表理事。 日本・アメリカ・カナダで獣医療を経験し、2017年に往診専門の動物病院を開院。 往診獣医師として、慢性疾患等に苦しむ犬猫と飼い主さんに寄り添い、 在宅での緩和ケアやターミナルケアをサポートしている。 ペットの看取りに関する情報発信も積極的に行っている。 Instagram @koheiemoto 入交眞巳 (イリマジリマミ) (特集監修) 米国獣医行動学専門医。どうぶつの総合病院 行動診療科主任。 東京農工大学 特任講師。ねこ医学会(JSFM)学術理事。 同居する愛猫は、Fluffyくん(愛称:フラの助)。 天国組は、海の進くん&小太郎くん。 上記内容は本書刊行時のものです。
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【新刊】猫からのおねがい 猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし
¥1,980
服部 幸(監修)Riepoyonn(写真)ねこねっこ(構成) 発行:ねこねっこ 四六判 縦188mm 横134mm 厚さ19mm 176ページ 上製 紹介 2020 年から施行される改正動物愛護管理法に、マイクロチップの装着義務、完全室内飼いでご長寿化、相次ぐ災害で必要になる猫を連れた同行避難......。「猫ブーム」を経て、今、猫の暮らしは大きく変わっています。本書は、そんな時代に猫と人がこれからもいっしょに幸せに生きていくために「猫を迎える前」から、あるい は「迎えてから」でも知っておきたい知識をもふもふぎゅっと詰め込んだ“令和版“のねこ生活ガイドブックです。 監修は、東京猫医療センターの服部幸院長。猫の暮らしや健康・病気の最新情報をもとにアドバイスいただき、さらに飼い主さんも知っておきたい動物愛護管理法の改正ポイントもまとめました。Instagram で大人気の癒しの 3 匹”アメカヌちゃん”&そらくんの姿もヒントに、「猫と人のこれからの暮らし」をいっしょに考えてみませんか? *本書の売り上げの1冊あたり22(にゃんにゃん)円を犬猫のための福祉活動へ寄付します。 *ハードカバー製なので、猫好きさんへのプレゼントにも。 <おもな内容> *各章で「動物愛護管理法改正のポイント」も紹介しています。 1のおねがい 丸ごと知ってね、わたしのこと ・法律で見ると、人と暮らす猫は「家庭動物」 ・ 保護猫、地域猫、ノネコ...。みんなイエネコ ・ライオンやチーターよりも、新しい種族です ・「動物愛護」も人によって感じ方が違う etc. 2のおねがい 「迎えよう」の前に考えてね ・平均寿命15才超え。お金はかなりかかる? ・STOP多頭飼育崩壊! 大好きなら不妊・去勢 ・猫を迎える方法に「譲渡」もあります ・購入する場合、信頼できる販売元か見極めて ・スコだけじゃない。遺伝性の病気を知ってね ・飼わなくたって、伝えられる愛もある etc. ◦エッセイ 「おうちの中で 愛しい猫たちと暮らすこと」 文・Riepoyonn(たむらりえ) 3のおねがい おうちで、楽しく暮らしたい ・「5つの自由」は、ぜったいに守ってね ・猫のための「環境エンリッチメント」って? ・そのトイレ、使っちゃいるけど好きではない ・おいしいものを、狩りっぽく食べたい ・こわ~いマダニやフィラリアにもご用心! ・最近の猛暑は、猫にもしんどい ・解熱剤、ユリ...。身近な “ 毒物 ” が命取りに etc. 4のおねがい ずうっと、離れたくない ・はぐれちゃっても、また会いたいから ・「同行避難」のために、あなたができること ・最期を迎えるその日まで、寄り添って etc. 目次 <目次> 1のおねがい 丸ごと知ってね、わたしのこと ・法律で見ると、人と暮らす猫は「家庭動物」 ・ 保護猫、地域猫、ノネコ...。みんなイエネコ ・ライオンやチーターよりも、新しい種族です ・人との共生は「いいとこ取り」で始まった ・歴史の中で、猫の “ 見え方 ” も変わってきた ・「動物愛護」も人によって感じ方が違う ・夜行性というより、「薄明薄暮性」なんです ・体のつくりも、狩り仕様になってます ・強気と弱気は、表裏一体! 複雑なキモチ 2のおねがい 「迎えよう」の前に考えてね ・思い通りにはならないし、問題も起こるかも ・対応困難なほどの問題行動もあったりする ・平均寿命15才超え。お金はかなりかかる? ・責任を持って一生飼える? よく考えてね ・STOP多頭飼育崩壊! 大好きなら不妊・去勢 ・不妊・去勢手術は、猫のためにもなるんです ・猫を迎える方法に「譲渡」もあります ・子猫もいいけど、おとなの魅力もありますよ ・購入する場合、信頼できる販売元か見極めて ・その純血種、あなたの暮らしに向いてる? ・スコだけじゃない。遺伝性の病気を知ってね ・多頭飼育するなら、猫同士の相性は大事 ・飼わなくたって、伝えられる愛もある ◦エッセイ おうちの中で 愛しい猫たちと暮らすこと 文・Riepoyonn(たむらりえ) 3のおねがい おうちで、楽しく暮らしたい ・長生きを願うなら、完全室内飼いで! ・「5つの自由」は、ぜったいに守ってね ・猫のための「環境エンリッチメント」って? ・なわばりが守られた空間で安心したい ・運動も休憩も観察もできる「高さ」がほしい ・そのトイレ、使っちゃいるけど好きではない ・犬以上に肉好き。お魚だけでは生きられない ・おいしいものを、狩りっぽく食べたい ・飲み方には、こだわりがあるんです ・コミュニケーションは、猫らしい感じで ・不安も安心もシゲキも、ニオイから ・ネズミ捕り名人もいれば、鳥好きもいます ・動物病院は苦手だけど、病気は困るから... ・春) こわ~いマダニやフィラリアにもご用心! ・夏 )最近の猛暑は、猫にもしんどい ・秋 )食欲止まらなくて、ついぽっちゃり ・冬 )寒さに乾燥。体調悪化シーズン! ・巻き爪は痛いから、爪切りはしておこう ・腎臓病予防にも? できるなら歯磨きを ・解熱剤、ユリ...。身近な “ 毒物 ” が命取りに 4のおねがい ずうっと、離れたくない ・はぐれちゃっても、また会いたいから ・「同行避難」のために、あなたができること ・猫の避難用品は「持ち出せるか」まで考えて ・最期を迎えるその日まで、寄り添って ◦巻末資料 「動物の愛護及び管理に関する法律」のおもな改正内容 (2019) *1~4のおねがいの各章で、「動物愛護管理法改正のポイント」も紹介しています。 前書きなど 柔らかくって、美しくって、どこから見ても愛らしい。自分本位なようで、そっと心を寄り添わせてくれる。古くから人のそばに生きる身近な動物として、猫は世界中で愛されています。 日本では、2017年に犬の飼育数を上回り(※)、「最も人気のあるペット」の座に。大切な家族の一員として、健康と長生きを願う声も広く浸透しました。 ※ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」より しかし、飼い主のいない猫をめぐるトラブルや、行き場を失って命を落とす猫たちの問題も、いまだ並行して起こっています。また、猫を過剰に繁殖させてしまう「多頭飼育崩壊」の増加や、相次ぐ災害での「猫の同行避難」の可否など、人の社会とも深く関わる新たな課題も見えてきました。 そして2019年には、「改正動物愛護管理法」が成立。2020年6月から段階的に施行されていきます。今後、猫に癒されたり、大切に想う気持ちだけではなく、習性を正しく知ったうえでのお世話が、ますます必要になるでしょう。 目まぐるしく変わる人の暮らしの影響を受けて、猫が置かれた環境も変化していく。時代の大きなうねりの中で、猫という動物そのものに対する価値観も、多様化しています。 そんな激動の「今」にいる猫と人が、「未来」に向けて、絆を切らすことなく生きていくためには? 答えは、猫を大好きな一人一人が、猫の幸せを考え抜いた先にあるような気がします。 そこで、「今の時代に合った形で、迎える前から知っておきたい知識や飼い方を丸ごとまとめたガイドブック」というイメージで、本書を作りあげました。 猫の健康や病気、生活などの最新データや情報をもとに「東京猫医療センター」の院長・服部幸先生にアドバイスをいただき、さらに改正法のポイントも加えています。本書が「猫と人とのこれからの暮らし」を考えるきっかけになれば幸いです。 ーー幸せな暮らしを、これからもずっと。 版元から一言 はじめまして。猫の本 専門出版【ねこねっこ】です。第1冊目の本として『猫からのおねがい ~猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし』をリリースいたします。 ふわふわであたたかくて。自分本意だけれど、ふとしたときに心をときほぐしてくれる。 そんな多くの人が、特別な愛着を抱く動物「ねこ」。近年は犬の飼育頭数を上回り、 室内の環境で家族のように大切にされて、長生きをする猫も増えてきました。 一方で、ストレス等に由来する問題行動、高齢化だからこそかかりやすい病気、 新たな感染症なども見られるように。また、外の過酷な環境や殺処分等により 命を落とす猫の数は減ってはきてはいるものの、まだ “ 解決 ” には遠く さらには貧困や孤立化といった人の社会の課題が、猫にも影響するようになりました。 「猫ブーム」を経て、多様化する価値観の中で、猫の暮らしも変わっていく。 こうした時代の中で、人と猫が、未来へ向けてよりよい関係を築いていくためには? ねこねっこは、猫を取り巻く「今」を見つめながら、出版活動を通じて、 たくさんの方たちと、この先を考えていきたいと思っています。 これから、よろしくお願いいたします。 著者プロフィール 服部 幸 (ハットリ ユキ) (監修) はっとりゆき。「東京猫医療センター」(東京都江東区)院長。「ねこ医学会(JSFM)」CFC理事。2005年から猫専門病院長を務める。2012年に東京猫医療センターを開院し、翌年、国際猫医学会(ISFM)からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。 Riepoyonn (リエポヨン) (写真) Rieopyonn(たむらりえ)。神奈川県在住の愛猫家。最愛の猫「みかん」との出会いをきっかけにinstagramを始め、世界中の猫好きを魅了する。現在は、おにいちゃん猫の「そら」と、きょうだい猫「アメリ」「カヌレ」の3匹の元保護猫を家族に迎え、その姿を愛情いっぱいに撮り続けている。 上記内容は本書刊行時のものです。